KBC九州朝日放送

KBCサイト内検索

福岡恋愛白書13 BD好評発売中

KBC共通メニューをスキップ

アナウンサールーム > 富田薫 > 日記

富田薫|いやいやいやいや〜富田デス。

私は完全に騙されました!「オーシャンズ8」

2018/08/07

よくぞ出演OKしたな〜という豪華な顔ぶれ。

アン・ハサウェイは「レ・ミゼラブル」とは180度違うキャラを完璧に演じていました。

(c)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
 「11・12・13」の3本がすべて大ヒットした「オーシャンズ」シリーズの女性版…と説明は簡単だが、完成させるにはかなりの苦労があり、ゴーサインを出した映画会社の責任者には脱帽するしかない「難しい作品」だ。

 8人の「オーシャンズ」のうち、司令塔役のサンドラ・ブロック、その相棒のケイト・ブランシェット、ターゲットの宝石を身につけるアン・ハサウェイまでの3人がアカデミー賞受賞者。

 さらに、ティム・バートン監督作品やハリーポッターでおなじみのヘレナ・ボナム=カーターがファッション・デザイナーに扮するが、このレベルの大女優だと「カット数は同じにしてね!」とか「出演時間は秒数まで一緒よ…」なんて厳しい条件を付けてくることがあって、それだけで頭が痛くなるはず。

 他の4名は、盗品ディーラー役でエミー賞女優のサラ・ポールソン、ジュエリー職人役に作家でもあるミンディ・カリング、天才ハッカー役が歌手のリアーナで、すご腕スリのオークワフィナはラッパーもやっている。

 一見すると脈絡がない布陣なのに、エンディングで感動すら覚えるのは「オーシャンズ3部作」の監督で、今回はプロデューサーのスティーブン・ソダーバーグの手腕によるところが大きい。

 ストーリーは、あの強盗ファミリーを率いていたダニー・オーシャン(演じたのはジョージ・クルーニー)の妹がサンドラ・ブロックという設定。

 彼女は5年間服役してシャバに出てくるが、刑務所の中では時価1億5千万ドル、およそ167億円というお宝をスマートに盗む「完全犯罪」の計画を練っていた。それを実行に移すためにいろいろな個性を持った女性をスカウトし、新しい「オーシャンズ」が誕生する…。

 サンドラ・ブロックが冒頭で演じる「ある詐欺の手口」は巧妙すぎてマネされないかと心配になった。

 クライマックスの舞台は、毎年5月に行われる「メットガラ」。ニューヨークのメトロポリタン美術館の資金集めのためのイベントで、別名「ファッション業界のレッドカーペット」。

 数多くのセレブが参加することでニュースになるが、そのシーンを本モノのメトロポリタン美術館で撮影しているのである。つまり貴重な美術品に囲まれて深夜に作業していたのね〜。

 さらに、アン・ハサウェイが肌身離さず身につけている宝石は「トゥーサン」というデザイナーの名前にちなんだカルティエ製という設定だが、カルティエの職人が小道具として製作した上に、その宝石にまつわるシーンも実際のカルティエ・ブティックで撮影するなど凝りまくっているのである。

 そして、最後にはアッと驚くどんでん返しがあって「え〜!そんなことだったの!?」となるが、すぐに「ここは素直に騙されておくか…」とすがすがしい気持ちで映画館から出られる「痛快な作品」でもあった。

 ※8月10日(金)から全国公開
All Rights Reserved. Copyright © KBC Co.,Ltd. 1998 -  許可なく転載を禁じます