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富田薫|いやいやいやいや〜富田デス。

エッ!そんなこともあったの!?「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」

2018/08/29

「氷の男」であるボルグは、彼と同じスウェーデン出身のスベリル・グドナソン。「炎の男」は「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフ。

当時のボルグのイメージだけでなく、80年代のスポーツ・ウエアのテイストなどにもこだわっていて…。

完璧を求めすぎて、周りの人々は理解できず…。

(c) AB Svensk Filmindustri 2017
 テニスの「全米オープン」がニューヨーク、ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われていて、日本の錦織圭選手は1回戦でドイツのマクシミリアン・マルテレル選手に見事なストレート勝利。大坂なおみ選手も3年連続で2回戦に進んだ(8月29日時点の情報)。

 そんな「テニスのニュース性」がアップし、有料の衛星放送はもちろん、地上波テレビでもグランドスラム(4大大会)のひとつである全仏オープンが中継されるまでになったきっかけが、この作品に出てくる1980年のウィンブルドン(イギリス・ロンドン)男子シングルス決勝だと言っていいだろう。

 この試合は、スウェーデンのビョルン・ボルグが「ウィンブルドン5連覇」をかけてアメリカのジョン・マッケンローと闘い、3時間55分におよぶ激戦となった。その時、2人の天才プレーヤーは何を考え、どのように試合に臨んだか…そんな裏話を描いている。

 当時は「ボルグ=冷静沈着なイケメン」「マッケンロー=悪童」というイメージでとらえられていた。特にマッケンローは、試合中に審判の判定にクレームをつけ暴言を吐き、それが全世界に放送されるわけだからなおさらで、母国アメリカからもブーイングされるほどだった。

 ただ、スポーツを扱っているにもかかわらず、スクリーンからは「サスペンス劇場」のような空気が漂ってきて、2人の過去のイメージは「先入観」であったことがわかってくる。

 スウェーデン出身のスベリル・グドナソン演じるボルグは「5連覇に人生のすべてを賭けて戦う」わけだから、試合直前には自分を見失うようなシーンも訪れる。

 一方、マッケンローを演じたシャイア・ラブーフは「彼は完璧を強く求める男。自分はもちろん、周りのみんなの完璧さもね。彼は理由もなく叫んだりすることはなかった。不当な扱いを受けたからだ。つまり、正義の叫びだ」と語る。

 「悪童」は外見であって、本質は勝負に賭ける完璧主義者であったことが明らかになる。

 物語終盤では「ホントにそんなことがあったの!?」という二人の意外なエピソードも披露されるが、当時生まれてもいなかった若い世代の方々は「そんなことより、それほどの名勝負の結末はどうなったの?」と気になるはずだ。

 そこで、80年のウィンブルドンを映像体験した私と同世代の方々は口をそろえてこう言うだろう。「そのハラハラドキドキ感を劇場で味わうのがサスペンスものの真骨頂さ!」と…。

 ※8月31日(金)から全国ロードショー
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