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富田薫|いやいやいやいや〜富田デス。

メル・ブルックスも舌をまく「帰ってきたヒトラー」

2016/06/20

ヒトラーが現代にタイムスリップしたらどうなるの?

総統といえどもナチの軍服をクリーニングしなきゃいけません。

「ヒトラー芸人」としてテレビ番組の企画会議に参加!?

テレビ局の秘書とともに「メアド登録」しようとする。現代では必需品ですね。

普段はくだらないネタをやっているテレビでは、逆に際立つ存在に。

危ない演説もなぜか説得力があって…。

あらら、いつの間にか「正論を語る救世主」に見えてきた…。

c 2015 MYTHOS FILMPRODUKTION GMBH & CO. KG CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH
「ホンモノのヒトラーが現代にタイムスリップして、お笑い芸人として活躍する。しかもドイツ映画」と聞き「なんじゃそりゃ?でもいちおう見ておくか」って軽い感じだったのですが、これがホントに良くできている!

 現在公開中の「帰ってきたヒトラー」。ヒトラーが「メアドを取ろうとしてズッコケる」とか「テレビ番組で本気の演説を始める」なんて一歩間違えばナンセンス・ギャグになってしまうシーンにも不思議な説得力が…。

 それは、ちょび髭も含めた「そっくり度満点メイク」でカメラに迫る舞台出身俳優、オリヴァー・マスッチの演技力によるところが大きいのです。

 そして、視聴率さえ取れるならなんでもありのテレビも容赦なくぶった切られる。ヒトラーを試しに出演させたら「高尚なブラックジョーク」と誤解されて視聴率が急上昇。最初はキョトンだった番組スタッフも手のひらを返して「どんどん出せ!」ってことになっちゃう。

 そこで思いだしたのが、メル・ブルックス監督の「プロデューサーズ」。ご本人も思い入れがあるのか、映画化は2回(1968年&2005年)され、2001年のブロードウェイ・ミュージカル版もトニー賞12部門受賞の大ヒットになりました。

 その劇中劇「ヒトラーの春(Springtime for Hitler)」は、演劇の出資詐欺をもくろむ主人公が「必ずコケる」ことを目指してヒトラーが歌って踊る俗悪な作品を制作するけど「ヒトラーを笑いものにする風刺コメディ」と誤解されて逆に大ヒット…おや?今回の映画と似てますね〜。

 ただ、メル・ブルックス版では見終わった後で「ナチの怖さ」がじわじわと伝わってくるのに対し、こちらは胸元に銃口を向けられたかのようにその場で恐怖を感じてしまう。「本当は、お前の心の中にもヘイト感情があるんじゃない?」…と。

A級のB級映画「10 クローバーフィールド・レーン」

2016/06/17
 この作品を「B級映画」としたのは失礼な意味ではありませんので念のため。

 今日から公開の「10 クローバーフィールド・レーン」。あの「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の監督(スター・トレック イントゥ・ダークネスも)を務めたJ.J.エイブラムスのプロデュースなのでハードルも高かったのですが、鮮やかにクリアしてくれました。

 主要登場人物は3人だけ。どうやら「地下シェルター」で生活をしているらしい。主人公の女性は運転中に交通事故に巻き込まれて、気が付いたらシェルターにいた。ほかの「同居人」の2人の男性がうさんくさい。だって「外の世界は何かに襲われて汚染されたので、ここから出られない。君は命を救われたんだ」と諭す。

敵か味方か、信用していいのか嘘をついているのか…。そこに「親切は過去のもの」という台詞と「監禁」などの不安材料をからめたサスペンスが展開します。

 特に、最大のポイント「シェルターの外では何が起こっているのか?」を観客に推理させつつ、最後まで飽きさせない演出が上手い。

 エイブラムスは「クローバーフィールド/HAKAISHAと本作は同じDNAを持ち、特別な繋がりを持つ作品集の一遍である」とコメントしました。自分は「なるほど、彼はこれをクローバーフィールド・プロジェクトととらえているのだ!」と思いました。

 「クローバーフィールド3」があれば、あのビデオカメラが掘り出されるシーンからはじまるかどうかはわかりませんが「リアリティ追及のために有名すぎる俳優を起用しない」などの共通点は必ずおさえているはずなので…。


主役は「ダイ・ハード」にも出演のメアリー・エリザベス・ウィンステッド。

左の男(ジョン・グッドマン)が「何かに攻撃されたので外には出られない…」と言うので謎は深まるばかり。

地下のシェルターにいるらしいけど、交通事故の現場からここまでの記憶はないので…。

「自分から逃げ込んできた」と語るこの男(ジョン・ギャラガー Jr.)も怪しい感じ。

c 2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
 

映画「デットプール」ウケるのわかるぅ〜

2016/06/10
 現在上映中の「デッドプール」。アメコミなのに「R15+(15歳未満の入場・鑑賞を禁止)」指定作品でお下劣なシーンも多いのに、見終わったあとで「爽快感」を感じるのは「自分がヘン?」と思ったのですが、ネット上のレビューが好評で、みんな同じように感じたのか…と納得している次第です。

 つまりは、マーベル・コミックの「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」に出てくる「デッドプール」が主人公ですな。

 基本的には「勧善懲悪」なのですが、監督のティム・ミラーによる「はい、映画をご覧のあなた!勧善懲悪って手アカがつきまくってるでしょ。だから、これまでにないパターンにしてみましたよ〜ウッシッシ」的な演出が上手い。続編も彼なら必ず見に行きますね。

 あと、後半の盛り上がる場面から物語がスタートして「なぜこうなってるの?」と思わせる脚本もにくい。脚本を書いた2人は、両方とも「ゾンビランド (2009)」を担当してたから、レンタルDVDで見ようと思いましたね。

 デート・ムービーとしてお考えの場合は「エイリアン3のリプリー」がわかる人と行くことをお勧めいたします。



一歩間違えばスベッてしまうシーンをこなすライアン・レイノルズ(左)はハマり役。

コスチュームの「セコさ」も魅力。

デッド・プール=ライアン・レイノルズとモリーナ・バッカリン

欽ちゃんみたいに「なんでそーなるの!」とツッコんでください。

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