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アナウンサールーム > 富田薫 > 日記

富田薫|いやいやいやいや〜富田デス。

まさに「知的好奇心」を満たしてくれる作品
「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」

2017/07/28

2016 Speedee Distribution, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
 予告編の段階で期待はしていたが、正直それを上回る作品だった。

 キャッチ・コピーが「誰もが知っている“マクドナルド”の誰も知らない誕生のウラが暴かれる!」とくれば「暴露モノ」かなと思ってしまうが、実際には知的好奇心を満たしてくれるアメリカン・ビジネス、特にフランチャイズ・ビジネスの歴史が学べる「実録モノ」だ。

 主人公は「世界最大級のファースト(fast)フードチェーン“マクドナルド”のファウンダー(創業者)」を名乗る実在の人物、レイ・クロック(1902〜1984)。

 彼はしがないセールスマンだったが、52歳の時にマック&ディックの“マクドナルド兄弟”が経営するハンバーガー店を偶然目にしてひらめいた。「ヘンリー・フォードが考えるような革新的なシステムだ。とにかく関わりたい…」と。

 演じるのは「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」でブロードウェイをほぼ裸で歩いていたマイケル・キートン(65)。

 今回も彼の演技は秀逸で、拡大路線への転換を渋る兄弟を説得するシーンや「創業は1954年さ…」と語るセリフは、それに続く「間(ま)」も含めて完璧だ。

 現在もマクドナルドで受け継がれる調理の「スピード・システム」は、たたみかけるようなセリフとカメラワークでその秘密をキチンと伝え、ハンバーガーを食べる表情はワザと無言かつスローモーションにするなど、クドい説明を省く見事な演出。

 そして、物語の山場での「なぜ、ここまで巨大なハンバーガー帝国になることができたのか?」は、そもそものアイデアを思い付いたマック&ディック兄弟すら気づいていないと示唆する展開には脱帽するしかなかった。

 クロックの「ライバルが溺れていたら、その口にホースを突っ込んでやる」とか「想像を絶するきたないやりかたで競争社会を生き抜いてきた」という行為は、一歩間違えば詐欺師のそれだが、決して「アンチ・マック」映画ではない。

 見終わってから「そういえば、これまでちゃんと味わって飲んでなかったよな〜」と居ても立っても居られなくなり、120円の「マックシェイク・バニラ味」を買いに走ったのである。

※7月29日(土)からKBCシネマ1・2にて公開。

こんなトム・クルーズはじめて見た!「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」

2017/07/24

ザ・マミー=ミイラ役は「キングスマン」にも出演していたソフィア・ブテラ。

2人はどうもワケありな関係で…。

凶悪なミイラが復活しちゃってさあタイヘン!どうやってストップさせるの?

ラッセル・クロウの役名が「ヘンリー・ジキル」というのも何かと想像させます。

(c)Universal Pictures
 ハリウッド映画で、この人が主役なら安心して見られる男性俳優と言えば…。

 思いつくのは、ドウェイン・ジョンソン、ジャッキー・チェン、マット・デイモン、ジョニー・デップ、ベン・アフレック、ビン・ディーゼル。そして、確実に上位に入るのがトム・クルーズでしょう。

 今回はトムが金に目がない男を演じますが、なんだかんだ言っても最後には悪を倒してメデタシメデタシ〜だろうと見ていると、これが意外なエンディング。

 どう考えても「そんなことできるはずないでしょ!」って展開の「ミッション・インポッシブル」を想像して劇場に行くと「良い意味」で裏切られます。

 アナベル・ウォーリス演じる考古学者との会話からも、これまでとは違う彼のキャラが読み取れます。明らかにこれまでにはなかったセリフの応酬があるんです。

 この作品は、85年前のホラー映画「ミイラ再生」のリメイク(かなりアレンジされていますが)。当時の主演はボリス・カーロフで、1999年にも「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」のタイトルで復活しています。

 ただ、これまでのリメイクと違うのは、往年のモンスター映画を次世代向けにリメイクするユニバーサル映画の「ダーク・ユニバース」シリーズの1作目ということ。

 今後「魔人ドラキュラ」「フランケンシュタイン」「透明人間」「フランケンシュタインの花嫁」「狼男」などのクラシック作品が、新しい発想で登場します。

 次回の予定は「フランケンシュタインの花嫁(仮)」で監督は「美女と野獣」が大ヒットしたビル・コンドンですから期待できますね。

 キャスティングも決まっていて、透明人間をジョニー・デップ、フランケンシュタインの怪物をハビエル・バルデムが演じます。
 
 …ってことは「透明になったジョニデがやりたい放題」なんてのは面白そうだけど、「パイレーツ」以上に「怪演」が求められるハビエルのプレッシャーはスゴイだろうし、新たなキャラクターを与えられたトムの行く末も気になるな〜。

※「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」 7月28日(金)から
中洲大洋、UCキャナルシティ13、T・ジョイ博多ほか全国ロードショー

これは、ただの「スーパー戦隊」ではない!「パワーレンジャー」

2017/07/13

いや〜スーツの質感は抜群。一瞬しか映らない部分にも実際の素材の上からCG処理されています。

5人は一見普通の高校生なのですが・・・

レッドは私の娘より年下(1994年生)っていうのがショックですわ。

そんな人間関係になったのは、あんなことがあったからなのね・・・のピンク

父親との関係が重要なカギになるブルー。

転校生だから友達がいない・・・という他に秘めたものがありそうなイエロー。

これもキャスティングがバッチリはまっているブラック。

「善も完全ではない・・・」という暗示が。
 KBCテレビでは、今年10月の改編期から日曜日朝の時間帯に新しいニュース番組がスタートする関係で「スーパー戦隊」「仮面ライダー」シリーズの放送時間が変更になります。
 
 現在は午前7時30分から放送中の「宇宙戦隊キュウレンジャー」が午前9時30分からと2時間繰り下がりますが、戦隊シリーズの放送時間変更は20年ぶりなので、ネット上で「戦隊ファンが困るんジャー! 出勤前に見られない」なんてニュースになっちゃいました。

 そこまで日本に定着している「戦隊シリーズ」のアメリカ版TVシリーズ「パワーレンジャー」が巨大スクリーンに登場(90年代にも2本のMOVIEあり)。楽しみにしている方も多いと思いますが、その期待を裏切らない作品に仕上がっています。

 「TV版パワーレンジャー」は1993年、東映の「恐竜戦隊ジュウレンジャー」をベースにスタートし、現在も「手裏剣戦隊ニンニンジャー」がベースの作品を放送中。

 アメリカの子供番組史上最高視聴率を記録して、クリスマスにキャラクター玩具が品切れる社会現象になりました…って話はシュワちゃんの「ジングル・オール・ザ・ウェイ」に出てきますよね。

 頭がいいのは、ドラマシーンだけをアメリカの俳優が演じ、アクション・シーンになったら日本の特撮場面をそのまま使っていること。確かに変身したら素顔は出ないし、製作費も節約できるわけで、よく考えましたね〜。

 とは言うものの、東映のエグゼクティブ・プロデューサー鈴木武幸氏の「正直言って24年前はこんなに続くとは思わなかった。上手くいって3年くらいかなと…」というコメントには納得です。

 最初は「ヒーローは1人と決まっている。5人もいるのはおかしい」って言われたそうです。確かに「ヒーロー文化の違い」がありますから…。
 
 で、今回の「映画版パワーレンジャー」のキャラクター設定が秀逸。「普通の高校生が突然スーパーパワーを授かって悪に立ち向かい、最後はメデタシメデタシのハッピーエンド…」という単純なお話ではないのです。

 ある事件をきっかけに挫折を経験したリーダーのレッド、明らかに人気者のキャラなのに嫌われるピンク、亡くなった父親との思い出が心のよりどころのブルー、転校生で友達がいないイエロー、そしてなぜか不登校のブラック。前半はそんな5人と徐々にパワーアップする悪をからめて進行し、後半はTV版でも採用された「人種の違いを超えて協力する」というコンセプトのもと、ハリウッド最高レベルのCGでバトルシーンが展開されます。

 「戦隊シリーズのハリウッド版」という先入観を持っていた自分は、これまでにない前半のドラマ部分に引き込まれましたね〜。

 エンド・タイトルが終わって油断したころに出てくる意味不明な映像に「5人は多いって言ったのは、あなたたちハリウッドの方だったでしょ!」と思わずツッコミを入れてしまったのでありました。

 ※7月15日(土)から全国公開
        
        
               (c)2017 Lions Gate TM&(c) Toei & SCG P.R.
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