
朝日駅伝は、戦争のつめ跡が残る1950年に始まった成人の日恒例の歴史と伝統を持つレースです。
戦後の経済的復興と人々の精神的高揚を目指して始まったこの大会は、その目的を果たし62回目を数える今回で歴史の幕を閉じることとなりました。
半世紀を越える歴史を重ねた大会は、数々の激闘を生み、名ランナーを育ててきました。
古くは、広島日出国、君原健二といったオリンピック代表選手の激走に熱狂し、宗茂・猛の宗兄弟の登場で大いに盛り上がりました。その他、日本のマラソン界をリードした谷口浩美や諏訪利成、高岡寿成なども、この大会をステップに世界の舞台へ大きく羽ばたいたランナーたちです。
2011年3月九州新幹線全線開業にともない、3月3日に開業を控える新博多駅ビル、その駅前にある福岡朝日ビル前をスタートし、北九州市小倉北区の小倉城をゴールとする7区間・99.9キロメートル。選手たちは、八木山の急坂を登り、遠賀川から容赦なく吹き付ける風に立ち向かい、ゴールがある北九州市に入ってからも、アップダウンが激しく続くタフなコースを駆け抜けます。
朝日駅伝は、まさに「駅伝」という名にふさわしい難コースでたすきをつなぐ日本有数のレースの一つ、この大会は駅伝の歴史に深く刻まれることでしょう。