
歴史と伝統の大会
2011年、人類の夢である2時間2分台を予感させる記録が生まれました。2011年9月25日に行われた第38回ベルリン・マラソン大会でケニアのパトリック・マカウ選手が、2時間3分38秒という記録で大会2連覇を飾りました。それまでの世界記録は、2008年9月の同大会でエチオピアのハイレ・ゲブラシラシエ選手が2時間3分59秒。人類史上ついに4分を切ったことが話題になりました。もちろん当時、この世界記録はしばらく破れることは無いだろうといわれたにも関わらず、わずか3年後の今年、21秒も縮まりました。
かつて、この「FUKUOKA」も「世界記録」誕生のレースとして世界へ名を轟かせました。
1967年第21回大会優勝、オーストラリアのデレク・クレイトン選手が、2時間9分36秒。
1981年第35回大会優勝、オーストラリアのロバート・ドキャステラ選手が2時間8分18秒とそれぞれ当時の世界新記録をこの「FUKUOKA」のコースで刻みました。
伝統に彩られた「FUKUOKA」も今年で65回。歴史の中で脈々と引き継がれたレースの格式は、毎年ハイレベルなレース展開を魅せてくれます。最近では、2006年大会(第60回)で優勝したハイレ・ゲブレシラシエ選手(エチオピア)。のちに人類初の4分台を切った選手として「皇帝」と呼ばれ大注目されました。2007年大会(第61回)優勝のサムエル・ワンジル選手(ケニア)は、翌年の2008年北京オリンピックで、現在もオリンピック記録である2時間6分32秒。夏のマラソンとしては驚異的なタイムで金メダルを獲得。
また、2009年大会(第63回)で連覇を達成したツェガエ・ケベデ選手(エチオピア)は、この「FUKUOKA」で2時間5分18秒の大会記録を樹立。
「福岡国際マラソン」もついに2時間5分台を争うハイレベルなレースに突入し、まさに世界基準の「高速レース」となりました。
過去の優勝者を振り返ってみても、瀬古利彦、ゲザハン・アベラ(エチオピア/シドニー五輪金メダル)、ジョサイア・チュグワネ(南アフリカ/アトランタ五輪金メダル)、李鵬柱(韓国/アトランタ五輪銀メダル)など、世界を代表するランナーたちが、この「福岡」を疾走しています。 世界のトップアスリートたちが自らのプライドを賭けてしのぎを削る大会。
それが「福岡国際マラソン」です。
また「福岡国際マラソン」のもうひとつの魅力は、厳しいエントリー条件をクリアしたおよそ450人を超える市民ランナーが、世界トップレベルのランナーとともに厳冬の福岡市街を駆け抜けることです。
歴史と伝統に彩られた今年の第65回大会は、来年に控えたロンドン五輪の選考レースでもあります。
絶対的エース不在の日本男子マラソン界に、いったいどんなドラマが生まれるのでしょうか。
12月4日(日)昼0時10分、平和台陸上競技場をスタートします!