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能登半島地震の取材経験から~その4

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2024年03月27日

(太田)「KBCラジオ みんなで防災!」KBC解説委員の太田祐輔です。

(百市)百市なるみです。

(太田)毎週この時間は、あなたの命を守る防災について考えていきます。

(百市)今週は「能登半島地震の取材経験から その4」をお送りします。

(太田)今年1月1日に発生した能登半島地震。最大震度7の地震により
大きな被害が能登半島を中心に発生しました。地震発生直後から現場に入り、
取材活動を行ったKBCの前田輔 編集長に話を聞いています。

現地で取材をしていく中で、災害に備えて何を準備しておくべきかを聴きました。

(前田)数日分の食料や水はですね、皆さんもすぐイメージ浮かぶと思います。
で、食べ物や水あとはお薬などっていうことは、色々と伝えられていることだと思っています。
後ですね、必要なもので言えば、生活をしていくっていうことを念頭に置いていただければと
思っています。例えばですね、私、現地で取材活動する中で困ったことが一つ、水がないですね。
水がないっていうのはつまり、体も洗えない、手も洗えない、飲み水はあっても、いわゆる生活の
雑用水がありません。なので、ウェットティッシュだとか、あとは頭も洗えませんからドライシャンプー。
後ですね、口も磨けないので洗口液などですね、あるといいのではないかなという風に思っています。
避難所で生活をする中で、ある程度日にちがたっていけば、簡易ベッドであったり
あとプライバシー用の衝立などができてくると思うのですね。なので、もしご自身でお持ちなら、
ある程度目張りができるような大きなシーツだとか、ロープだとかっていうのも
あったらいいと思いますし、あともう一つですね、避難所などでお困りになられたもので言うと、
臭いを防ぐ袋。赤ちゃんのおむつを入れるものだとか、高齢の方の介護用品だとかを
捨てるために入れる袋が僕は必要なんじゃないかと思っています。
ゴミも何日もやはり回収ができない状態が続いていました。
で、そのゴミから出る異臭だとか悪臭がどうしても耐えられない方たちはいらっしゃるわけですね。
これが今回の能登半島の地震は冬だったので、そこから匂いがこう熱せられることはないですけれども、
夏だったと考えたらもう匂いが充満するというのはイメージ湧くと思うんですけれども、
できるだけですねそういう匂いを外に出さないもの、袋ですね、があると非常に
精神的にも過ごしやすくなるんじゃないかなというふうに思いました。
そして、お水やですね非常用の食事も準備されると思うんですけれども、
これも私ぜひ一度使ってみる、食べてみることをおすすめしたいです。
ドライフードなども買ってはみたものの、どんな味がするんだろうって思うと思うんですね。
これ意外とですね、食べてみるとこんな味だったのだと。
これならあと1日、2日、3日ぐらい生活していけそうだなって思うだけでも
これ精神的に安心すると思うんです。ただ一方で、じゃあこれ食べたことがないものが
避難袋の中に入っていて、実際に被災してしまった時に避難所に行って開けてみて、
これどんな味がするのだろうって思うと、なかなか食欲も沸かないですし、何よりやっぱり
精神的にも落ち着かないと思うのですね。
なので、私はこれだけ準備しているという、もし何かあった時もこれさえ持っていけば
大丈夫という意味でもですね、やはり一度使ってみるって事をお勧めしたいです。

(百市)物理的にできないことが多い中で、せめて気持ちだけでもと思ったときに出来る事、
やっぱり食事から得られる安心感ってすごく大きいのですね。
まだまだ準備がされていないのかもって正直思いました。

(太田)準備って何も発生していないときにすることが重要。
発災したら、まず逃げる事。
だからいまやっておきましょう。
事前に一度口にしておくことも重要です。

(百市)KBCラジオみんなで防災
今週は「能登半島地震の取材経験から その4」をお送りしました。
太田さん、来週は?

(太田)災害に備えて準備する必要があるものは季節によっても違うそうです。そのあたりの話を聞いています。

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