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「チョンマリエヨ」は韓国語で「本当ですか」という意味。韓国で感じた不思議、疑問、驚きについてレポートします!

2010/10/08

【あとがき】

このたび、3年3ヶ月の特派員生活を終え、帰国することになりました。
最後に女性の強さを取り上げましたが、韓国は女性だけでなく、実は男もかなり強いことを肌で感じた3年間でした。

すなわち、国としての強さを感じざるを得なかったということです。

日本との違いは、曖昧さがほとんどないところ。思ったことは口にして、主張のぶつかり合いも厭うことはありません。全てが迅速に決定されることもひとつの特徴です。

こうしたはっきりした姿勢が受け入れられ、ビジネス界で韓国企業は次々と世界に名を轟かせています。
いまやグローバル企業として確固たる地位を築いたサムソン、LG。スポーツ界においてはフィギュアスケートのキム・ヨナ。バンクーバー冬季五輪でのメダル獲得数は総合5位と大躍進。日本のお家芸、野球でも韓国はWBCで日本を苦しめました。野球部のある高校は日本では4,000校近くあるのに対し、韓国ではわずか50校ほどであることを考えると、強さというより、能力の高さを認めざるを得ません。

政治・経済においても、11月に行われるG20サミットの開催を韓国が勝ち取り、EUとの間における自由貿易協定(FTA)も来年夏に暫定発効します。
正直に言って、手ごわい相手になってきている、あるいは確実に日本の上を行っている分野も数々出てきています。

韓国では、スポーツ、経済面とあらゆるジャンルに国の後ろ盾があります。全ては国としてのプライドをかけ、韓国という国を世界にアピールする、そのために国が一丸となって働きかける。そこに国としての強さが現れるのでしょう。

日本は特にライバル視されています。
競技で日本に勝利したとき、批判されるべき出来事が発生したとき、自国の話題であるかのように何度も繰り返しニュースで放送されます。日本に勝ることは何よりの国の誉であるかのように。

韓国では「ウリナラ(わが国)」という言葉をよく使いますが、あらゆる場面で国を全面に出したナショナリズムを目の当たりにしました。しつこいようですが、「国のため」「国として」「国民として」の意識が根強く、団結力も違いました。

日本を離れた約3年間でわが国の躍進をあまり耳にすることがなかったのは残念でした。ライバルは韓国だけではありませんが、わが国も、もう少し危機意識を持って国としての対策を取っていかない限り、後れをとる一方になるかもしれません。


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プロフィール

ANN特派員 岡本郡治
北九州市出身。立命館大学法学部卒業後、1996年九州朝日放送入社。 本社テレビ営業→大阪支社→報道部→テレビ朝日「報道ステーション」ディレクターを 経て再び報道部へ。2007年7月からテレビ朝日系列(ANN)特派員として ソウル支局に在任。