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イシバシ特派員のビシバシ韓国通信
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第2回 蒸気機関車は何を想う・・・
【2004.10.18】
韓国来たら、早いうちに北朝鮮を見たいと思っていました。
そのチャンスが10月巡ってきました。
韓国と北朝鮮の国境にある都羅山(とらさん)取材記者ツアーです。韓国駐在の海外マスコミおよそ100人が参加しました。

韓国から最も北朝鮮に近い駅が京義線の都羅山駅です。
ソウルから都羅山行きの列車は1日3本。
駅舎は南北和解の象徴を伺わせる近代的な作りになっています。
売店にはキーホルダーや絵葉書などお土産も売ってましたよ。
ソウル(韓国)とピョンヤン(北朝鮮)との間はかつてこの鉄路で繋がっていました。
でも今は、厳しい現実が眼前に広がります。
この都羅山駅の先(北)に列車が行けないのです。
北に数百メートルいくと、線路は厳重に封鎖されています。

線路に平行して立派に舗装された道路が走っています。
道路もこれまでは封鎖され、車の往来は出来ませんでしたが、最近になって、南北を往来するトラックの姿が見られるようになりました。
韓国企業出資の工業団地が北朝鮮の開城(ケソン)に建設されることになり、その整備のために、トラックが資材を搬送しているのです。
そこでは15の工場が立ち並ぶ予定で、北朝鮮の住民も働くそうです。

その道路を取材記者が乗るバスも国境ぎりぎりまで進みます。
途中、意外なものを発見しました。
なんと1953年に南北が分断されて以来、深い眠りについた蒸気機関車です。
半世紀を越え、今も静かに国境に留まっています。
1904年プサンから満州の奉天まで「大陸連絡特急」として、蒸気機関車が煙を吐いて走り抜けていたのです。
漆黒の蒸気機関車が南北を走っていた、1世紀の歴史を誇る京義線は第二次世界大戦・朝鮮戦争を経て、分断されて50年有余。
その車体は緑に覆われ赤茶けていました。
バスの車窓から見た、この赤茶けた蒸気機関車を今度はもっと間近に見たいと思います。
そして蒸気機関車に今の心境を是非ともインタビューしてみたい、そう思っています。
彼は何を語ってくれるでしょうか・・・。

ところで、都羅山には北朝鮮を一望できる展望台があり、一般旅行者もツアーで参加できます。
私が登った時は深い霧で北をまったく見ることは出来ませんでした。



都羅山 国境取材__在韓米軍と石橋記者
都羅山 国境取材__在韓米軍と石橋記者

韓国最北端の都羅山駅駅舎
韓国最北端の都羅山駅駅舎

封鎖された鉄道 解除はいつ?
封鎖された鉄道 解除はいつ?

この先は北朝鮮です、道路も封鎖
この先は北朝鮮です、道路も封鎖

北朝鮮の開城団地から戻ってくる韓国のトラック
北朝鮮の開城団地から戻ってくる韓国のトラック

1953年から放置されたままの蒸気機関車
1951年から放置されたままの蒸気機関車
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