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| 【2004.11.26】 本格的な冬の到来です。韓国ソウルは朝の気温が氷点下を割るようになりました。こちらは日本より季節が1カ月ほど早い感じです。冬になると受験シーズンですよね。受験も日本より早くスタートしました。日本のセンター試験にあたる修学能力試験が11月17日に行われました。韓国は日本以上に学歴重視で、韓国の大学受験はかなり熾烈です。卒業する大学で人生が決まるとまで言われています。就職も韓国社会で一流といわれる大学を卒業しないと希望の会社には入れません。例外はあるでしょうが。 そんな背景もあって修学能力試験当日は、韓国は異様な雰囲気に包まれます。企業や官公庁は渋滞緩和を目的に出社時間を1時間遅らせます。救急車やパトカーは遅刻しそうな受験生を試験会場までサイレン鳴らして連れていってくれます。キックバイクというサービスがいたる所に用意され、受験生を乗せたバイクが走り回っています。 そんな中、朝6時、梨花女子大学付属高校に行ってきました。試験会場は大学ではなくて、中学校や高校です。梨花女子大学は女子大では最も権威のある女子大と言われています。まだ夜は明けてない時間から多くの女の子たちがやってきました。彼女たちは受験生の高校の後輩たちです。プラカードに太鼓・鐘・お守りを持って、受験生が現れるのを待ちます。寒さをしのぐため歌を歌うのですが、流行歌や校歌、賛美歌など、とても綺麗にハモっていました。 そして、いよいよ受験生が会場に姿を現すと、後輩たちが差し入れのチョコや飴・ガムなどを渡して、いっせいにエールを送ります。鐘を鳴らして太鼓を叩いて大騒ぎ、まるでお祭です。覚えた単語も忘れそうなくらいですが・・・。でも受験生は結構嬉しそうです。明るく手を振って会場に消えていきます。付き添いの母親には後輩から温かいお茶なども差し入れされます。 試験は8時45分スタート、会場には8時10分までに入らないと受験できません。8時10分を過ぎると、後輩たちは先生を中心に輪になって膝を付いてお祈りです。1分以上は跪(ひざまず)いていました。 受験も凄けりゃ、関連グッズもこりゃまた色々。ソウル市内にある巨大書店の一角に実に多彩なグッズ売り場がありました。ゴキブリ退治のスプレーは、間違った答えを消してくれるそうです。巨大マッチは心に闘魂、フライパンは正しい解答を掬(すく)ってくれるそうです。「GO TO 大学」のクッション・心をクリーンにハイパワー。よく売れるそうです。大学にくっつくように飴・キャンディーが入っています。 この修学能力試験で、組織的カンニング事件が発覚しました。韓国南部の光州です。ソウル市内にある超有名私立大学で学生に話を聞くと、「いい大学に入らないと就職できないからね。」「なによりも学歴が大切だからね。」と逮捕された受験生を非難するのではなく、韓国の学歴社会を嘆いていました。試験会場の監督官は韓国メディアの取材に対し「不正をする受験生を摘発したら、その受験生の採点はもちろん0点、そうなると彼の人生はメチャクチャになるから見て見ぬ振りをした。」「変な動きをする受験生の横に立ったら、試験終了後、悪態をつかれた。」などと言っているそうです。 後輩たちの温かいエールの裏側で、とんでもない騒動が起きている韓国のお受験。韓国に来てあまり嫌な出来事に遭遇したこともなく、韓国ライフを大満喫していますが、1年余計に大学に通い最高の学生生活だった当時を振り返ると、受験は韓国でなくて良かったとほっと胸をなでおろしています。 |
受験生が来ると大盛り上がり 受験生が来ると大賑わい 高校1・2年生が受験生を激励 歌を歌い寒さをしのぐ 差し入れようにお茶を沸かす 午前8時10分 門が閉められ後 お店の外観 受験応援グッズが棚いっぱい 心を白く?ハイパワー この手袋をすると正解しか書けない GO TO 大学クッション 応援グッズ色々 |
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