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イシバシ特派員のビシバシ韓国通信
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第8回ケグリの逆襲
【2005.5.26】
突然ですがケグリです。こんにちは。「またケグリの話かよ」と思ったあなた、残念ながらちょっと違います。実は今回は、私ケグリがなぜかこのビシバシ通信を書いているのです。私また韓国に来てます。というかここ数年、ひょっとしたら韓国にいる期間の方が日本にいるより長いので、「日本に住んでて韓国に出張に来てるのか、韓国に住んでて日本に出張に行ってるのか」自分でも訳が解らなくなってます。

ビシバシ通信では「何しに来てるか解らない」と書かれてますが、もちろんちゃんとお仕事しに来てるんです。私の仕事は、北朝鮮問題の取材。韓国には皆さんもご存知の、「脱北者」と呼ばれる北朝鮮から逃げてきた人達がたくさん住んでいます。そうした脱北者から北朝鮮の内情について取材したり、北朝鮮内部映像や機密資料の提供を受けたりして、それを「報道ステーション」で放送するのが私の役割です。

脱北者といっても、当たり前ですが普通の人達です。「気のいい酔っ払いのオッサン」だったり、「恋にあこがれる少女」だったり、全く我々日本人と変わりません。ただ、残念ながら生活はあまり楽ではないようです。韓国政府から若干援助を受けてはいるのですが、馴れない「資本主義社会」に突然来たのですからあまり仕事も無かったりします。私が一番辛さを感じたのは結婚式。仲良くなった脱北者の婚礼に何回か出席させてもらいましたが、「親戚・友人」があまりいないのです。体一つで逃げてきて、家族を北朝鮮に残してきた人がとても多いですし、なかなか韓国社会にも溶け込めませんから、寂しい思いをしている人も多いのです。でも彼らはひたすら、祖国北朝鮮の人達が幸せに暮らせる日が早く来ることを願いながら頑張っています。

特に九州の方々にとっては、北朝鮮はとても近くにある国です。「変な国。気持ち悪い国」という風に見るのではなく、「我々と同じような人達が今結構苦しい状態にある。どうしたら彼らが幸せになれるのだろう。」という感じで、この問題を考えてくれたら嬉しいなと私は思います。深い取材が出来るよう頑張りますので、報道ステーションも良かったら応援してください。

さて、話はここでがらっと変わりますが、この連載何かおかしいと思いません?パリ特派員の大保さんが格調高く「ワイン」「ヨーロッパ文化」「スポーツ事情」なんかを紹介しているのに、ビシバシ氏は「カエル」「カエル2」「ゾウ」・・・と一体何の話かさっぱり解らないテーマばかり。しかも他社(一応私、テレ朝の人間ですから・・・)のディレクターを捕まえて「猪八戒に似た50歳のオッサンだけど、やることはまるで子供のゲロゲロガエル」と、罵詈雑言の限り。(私、大保さんと同い年の35歳です!)はっきり言ってワタシ的には名誉毀損で訴えてやろうかという「デタラメ」な内容です。まあ、この文章読んで私の女房は大爆笑してましたけど・・・。

「デタラメ」と言えば、ビシバシ記者はレポートもデタラメです。この間反日デモを取材した時、「現場はデタラメ、デタラメな事になっています」と絶叫レポートしてましたが、普通、放送で記者が「デタラメ」なんていうそれこそデタラメな言葉を使うと思います?・・・アリエナイ・・・

そしてビシバシ記者ははっきり言って韓国語もデタラメです。あまり韓国語の話せない私が聞いてももう「超デタラメ」な事だけははっきり解ります。この間もタクシーで「漢南洞」(ハンナムドン。ソウルの繁華街です。)に一緒に行く時、「アジュッシ〜!ナムナムドンカヨ〜!!(おじさん、ナムナムドンへ行け〜!)」とやたら大声で自信満々で言い放ち、運転手さんが「???」状態になっているところを、危うく私が助けたのです。

そして、ここに紹介する写真の数々をご覧ください。もうそれこそ職場でも街角でも「傍若無人」と言って良いほどのデタラメぶり。はっきり言ってソウル支局は「吉野(テレ朝の支局長です)と二人でANNイチ人相の悪い支局」なのですが、私の事を「50のオッサンだがまるで子供」とか言う前に自分が「顔はチンピラだがやる事はまるで子供」と言わざるを得ません。

ただ実は、この「デタラメ」ぶりこそがビシバシ記者の最大の魅力でもあるのです。ビシバシ記者がデタラメ韓国語で話すとなぜか周囲には笑いが起こります。そして皆何故だか、妙に親切にあれこれと世話を焼いてくれるのです。仕事の面でもそう。ビシバシ記者があのチンピラ顔でデタラメに突撃取材すると、なぜだかいろんな特ダネが取れてしまうから不思議です。

考えてみればこの世の中も結構「デタラメ」です。しかし記者をしている人間は随分と「お行儀がよく」なりつつあるような気もします。だから私は、ビシバシ記者のデタラメさ加減が好きで、今日も一緒にお酒を飲みに行こうと思うのかもしれません。


またまたまた登場ケグリ君、今回は執筆者です。

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