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福岡・佐賀再発見

いま、社会には情報が溢れかえっています。メールやSNSにも時間をとられ一息つく暇もない人も多いのでは?いろんな情報に日々触れていると、身近にある意外な事実を通り越してしまいがちです。地元にまつわる意外な事実を再発見してみる。そうすれば地元の普段の生活でも、少し変わった世界が広がってくるのでは?そんな思いから始めたコーナーです。再発見を探し、キャスターに提案するのは、巽孝之記者です。

2014年07月04日

夏の記憶

夏の風景って何だろうと考えていましたら、
こういうのも日本の夏の風景だなと、思ったのです。
周防灘がすぐそばで、風は潮の匂いがする行橋市稲童に
「んっ」というコンクリートの建造物がありました。
私と比べると、いかに大きいかがよくわかるでしょう。



この建造物、行橋市の指定史跡です。
普段は内部へは立ち入り禁止なのですが、
ちょうど、みやこ町立久保小学校の4年生が社会見学にやってきて、
一緒に入れてもらいました。 
ツルハシの跡やセメントを固めた木枠の板も残っています。



「掩体壕」(えんたいごう)といいます。
軍用機を隠して空襲から守るために作られた格納庫です。
特攻機も飛び立った、旧日本海軍の飛行場、築城飛行場の設備でした。
築造されたのは太平洋戦争末期の昭和19年8月
こういったコンクリート造りの掩体壕が7つほど作られました。



広島に原爆が投下された翌日、8月7日に大きな空襲があり、
掩体壕の内部にも外壁にも米軍が機銃掃射した弾の痕が残っています。
軍の施設だけでなく、周りの集落も空襲されました。




神社の石碑や鳥居も弾を受け、路地を行くと、住宅の塀にも無数の痕が残っています。
戦争は兵隊だけが戦うのでなく、必ず一般人も巻き込まれる。
塀が静かに物語っています。
戦争とはどんなものかを知る場所としておすすめします。

巽孝之記者プロフィール

巽孝之
タツミ タカユキ


1965年(昭和40年)4月7日生まれ

1989年4月KBC入社。アナウンサーを経て2005年報道部に異動。歴史や文化人類学的なジャンル、そして鉄道においては報道部随一の物知りだが、「巽さん、マニアックすぎてわかんないっすよ」と後輩記者にスルーされることも。そんな後輩をギャフンと言わせるため、いや、福岡・佐賀の素晴らしさを再発見してもらうため、きょうもマイク片手に歩きます。

情報募集/情報提供はFAX:092-761-7613か、投稿フォームよりお願いいたします。 情報投稿フォーム

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