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福岡・佐賀再発見

いま、社会には情報が溢れかえっています。メールやSNSにも時間をとられ一息つく暇もない人も多いのでは?いろんな情報に日々触れていると、身近にある意外な事実を通り越してしまいがちです。地元にまつわる意外な事実を再発見してみる。そうすれば地元の普段の生活でも、少し変わった世界が広がってくるのでは?そんな思いから始めたコーナーです。再発見を探し、キャスターに提案するのは、巽孝之記者です。

2015年04月14日

はるか、アジア

春になって、気温と湿度が上がってくると
アジアに行きたくなるのです。
KBCのある福岡は、アジアがすぐ近く。
でも、パスポートを持って出かけなくても
アジアがありました。



佐賀県鳥栖市牛原で、麦が青々と育つ中、
遠くから鉦の音が聞こえてきました。




香椎神社で始まったお祭り。
ネパールやモンゴル、中国かと思わせる色の服です。
胸当てや手甲は、少数民族の刺しゅうのよう。
帽子には、星を思わせる模様が書かれていました。

少年の口上は、
「そもそも、この獅子と申すは天竺に産じて猛獣の長たり」と、始まりました。
鳥栖市牛原町に伝わる獅子舞です。



雄と雌の獅子を、
「獅子釣り」というこどもが操ります。
長崎の蛇踊り、春節の中国獅子なんかが、
ダブって見えてきました。



同じ鳥栖市は神辺町の獅子舞。
全く同じ装束ではありませんが、
やはりアジアな色使いです。
そして、もう一つ。鳥栖市曾根崎の獅子舞も



鳥栖市のごく一部の地域にはこんな
どこから来たの?という獅子舞があるのです。

獅子舞のそもそもは6世紀頃にシルクロードを伝わって
やってきた伎楽を源流としてるといわれています。
鳥栖市神辺、牛原、曾根崎の
この3つの獅子舞の共通点はひとつ。
対馬藩の領地だったのです。
鳥栖市の東半分から基山町は
豊臣秀吉の時代から江戸時代まで
対馬藩の領地、対馬藩田代領といいました。

対馬なら「朝鮮通信使」の影響かと思いましたが、、
対馬にはこんな獅子舞はないそうです。

これらの獅子舞がどこから来たのか、
生まれたのかわかりませんが
この色合いなどから、私の推測ですが
大陸からの影響を受けていることは、
間違いないでしょう。

獅子は神様の使いで、
土地の悪霊を払い、人々を浄め、
豊作を願う、人の願いは世界同じだと思いました。
世界はどこかでつながっていると実感しました。

巽孝之記者プロフィール

巽孝之
タツミ タカユキ


1965年(昭和40年)4月7日生まれ

1989年4月KBC入社。アナウンサーを経て2005年報道部に異動。歴史や文化人類学的なジャンル、そして鉄道においては報道部随一の物知りだが、「巽さん、マニアックすぎてわかんないっすよ」と後輩記者にスルーされることも。そんな後輩をギャフンと言わせるため、いや、福岡・佐賀の素晴らしさを再発見してもらうため、きょうもマイク片手に歩きます。

情報募集/情報提供はFAX:092-761-7613か、投稿フォームよりお願いいたします。 情報投稿フォーム

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