生後まもなくして脳性まひを患い、重度の身体障害を抱える女性・木村浩子さん。
自殺未遂などを繰り返す壮絶な半生を過ごしてきた。
今は、唯一動く左足指で俳画を描き、短歌を詠み、明るく生きている。
太平洋戦争で、住民、軍人、およそ3500人が殺された沖縄・伊江島。
集団自決があり、戦後も土地闘争が行われた歴史を持つ。
「ヌチドゥタカラ(命こそ宝)」
この名前を持つ戦争資料館は、来る者に、静かに命の重さを訴えかける。
木村さんは、この戦争資料館の隣で、「土の宿」という民宿を営んでいる。
『戦争がないから人間は人間らしく生きていける』
そう思った木村さんは、山口県から伊江島に引き寄せられた。
平和を願って建てられた宿には、明るく生きる木村さんを慕って、全国から口コミで人が集まってくる。
訪れた人たちは、困難を抱えながらも明るく生きる木村さんに気力をもらい、そして、平和であることの尊さを再認識して帰っていく。
沖縄を故郷とし、報道番組のレポーターや映画出演など、幅広く活躍する知花くららは、木村さんと出会い、宿に泊まることで、何を感じるのか。
「生きる」
その意味をじっくりと考えられる時間を、見ていただく方々と共有したい。