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たしかによくお盆になるとクラゲが出るから、お盆前に海水浴に行きましょうって言いますよね。でも、カレンダーを見て、クラゲたちは暮らしているわけじゃないですからね。
その辺のところを、福岡市東区西戸崎にあるマリンワールド海の中道・学芸員の森徹さんとお電話が繋がっています。
▼ お盆すぎるとクラゲがよく出るといいますが、これは本当なんですか?
そうですね。よく言われますけど、実は、クラゲは一年中いるんです。ただし、クラゲによっての季節があります。このクラゲは春先とか、このクラゲは夏とかいろいろあるわけです。
▼ 種類によって出てくる時期が違うわけですね。
そうです。それと、よくお盆すぎと言われるんですけど、特に私たち人間が海に目を向ける時期が夏に集中しているので、特に目立っているんじゃないかと思います。
▼ 春先は泳ぎませんもんね・・・。
そうですね。私たちは、一年中泳いでいるので、その時期に応じたクラゲというのを見ているんですよ。
▼ お盆すぎに出るクラゲというのはどういうクラゲになるんですか?
日本海側では、最強のクラゲになるんですが「アンドンクラゲ」というのがあります。今も出ていますね。4本足のクラゲです。カサの大きさは2、3cmなんです。小さいんですが、これが痛いんです。足の長さが15cmくらいですが、透き通っているので非常に見えにくいんです。
▼ 小さいから分かりくいんですね。これは、海のどの辺にいるんですか?
水の流れまかせ、風まかせですので、波打ち際まで来ることもあります。
▼ 波打ち際で子供さんたちを遊ばせたりしますが、そういう所にもこの「アンドンクラゲ」やって来るわけですか?
そうですね。よく注意して見ていただいて、よけることはできると思います。
▼ 海水浴場によってはネットが張ってあったりしますけど、そういうところはくぐり抜けて来たりはしないんですか?
そうですね。だいたいくぐり抜けないようにネットを張られてるみたいです。ただ、その触手というか、針を持っているところがちぎれて流れてきて物に刺さってしまうということもあります。
▼ その触手というのは、針のようなものになっているんですか?
クラゲたちは、えさを捕まえるために毒針とその毒を持っているんですが、それは1コ1コカプセルになっていて、その中に針が入っているんです。それが流れていると顕微鏡でしか見えない大きさですから、刺さってもまわりにクラゲがいなかったということになってしまうんです。
▼ これでは防ぎようがないということになってしまうんですかね?
そうですね。ですから、クラゲは見てもつぶさないことですね。
▼ 触れると触手に触れてしまうことがあるんですね?
見えない触手を撒き散らすことになりますので・・・。
▼ 刺すクラゲと刺さないクラゲもいるんですか?
基本的にクラゲは刺すものが、シュホウ動物というクラゲになります。あと、刺さないクラゲ、針を持っていないクラゲ・ユウシュツ動物のクラゲもいますけど、それはだいたい春先に見られます。
▼ ということは、僕等がいちばん海に行く夏の時期は、刺すクラゲが多いということになりますか?
そうですね。
▼ お盆すぎなくても、すでに出ているわけですね。
このアンドンクラゲは、私たちは毎年見ているんですが、7月に入るとだいたいすぐに見られるようになりますね。
▼ では、お盆すぎというのは、実は迷信みたいなもので、実際には出ているんですね?
そうだと思います。
▼ よく中華料理屋さんに行くと前菜とかで、クラゲが出てきます。あれも毒を持っているクラゲなんですか?
そうですよ。ただ肉質のとても厚いクラゲなんです。柳川辺りでもビゼンクラゲということで、露店に出ていることがあるんですけど、そのクラゲもやはり毒があります。
▼ そのクラゲは食べても大丈夫なんですか?
そのシュホウをみんな流して売っているようですので、大丈夫だと思います。
▼ たとえばアンドンクラゲも食べることは出来るんですか?
あれは、食べようと思えば食べられるんでしょうが、小さいですからね(笑)。 あまり肉質も厚くないですから、食べられないかもしれないですね。
▼ あと最近よくカツオノエボシというのを聞きますけど・・・?
カツオノエボシはとくに太平洋岸なんです。福岡はあまり見られません。
▼ これも痛いんですよね?
さきほどアンドンクラゲは最強だといいましたけど、カツオノエボシの方がもっと強い、最強です。この近辺ではあまり見られないので、アンドンクラゲが最強だと申し上げたんですけど。
▼ クラゲに刺されて亡くなった方もいるんじゃないですか?
日本ではあまりないんですけど。オーストラリアの方では、殺人クラゲといわれるような「???」というのもいまして、これに刺されたときのショックで亡くなったという方もいらっしゃるようです。
▼ 泳ぎに行ったらむやみにクラゲを触らないというのが、一番の予防策ということになりますか?
そうですね。あとはよけるということですね。
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