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電話:イチローさん
― 弟さんのジローさんから、昔西新にあった「みち」というラーメン屋さんを探していただけないかということで、お兄さんの方が常連さんだったということで、アメリカまで電話を差し上げたんですが・・・。
はい、覚えてます。
― 今、イチローさんはおいくつですか?
33才です。
― 昭和42年生まれですね。この「みち」というラーメン屋さんに通っていたのは?
中学一年になって陸上部に入って、帰りにお腹がすいて、陸上部の仲間と一緒に行ったのが最初だったと思うんですけど・・・。
― 高校中もまだ常連だったんですか?
西南中からそのまま西南高へ行ったので・・・。そのときは、もっと大胆になって昼休みに抜け出して食べに行ったり、学校の帰りに食べに行って、生活指導の先生に見つかって竹刀で叩かれたり・・・。
― ラーメンの味は覚えてますか?
油こってりといった感じで、僕は大好きでした。中学から最低6年は通ったわけで、おじちゃんもおばちゃんも僕の好みを覚えていてくれて、僕が行ったら、麺はバリカタで、油こってりで、さらにチャーシュー抜きというのが僕のメニューだったんですよ。でも、よく替え玉のときに、どんぶりが入れ替わって分からなくなったりしたんですけど。
― でも、味は間違い無かったということですね。
味は、間違い無いですね。おいしかったです。
― もうしばらく食べていらっしゃらないわけでしょう?
18の時からだから、15年ですね。
― 食べてみたいでしょう?
食べてみたいですね。ただでさえ、今アメリカにいてラーメンっていうものすら食べられないですからね。
― やっぱりラーメンないんですか、そっちは?
日本から送ってもらった、カップラーメンで生き延びてますね。
― 詳しい場所なんですけど、西新のどの辺ですか?
はとや通りという商店街があって、きたない通りを入っていったら、かき氷屋さんや、ラーメン屋さんが二軒ぐらい、その内の一つ薄暗いところを、がらっと開けると「みち」というラーメン屋があるという感じですね。
― はとや通りですか?
火事で、焼けてなくなったんですよ。
― 火事になったんですか?
らしいんです。僕は大学から東京へ行ったので、知らないですけど、弟から聞いた話では、火事になってはとや通り全部焼けてしまって、店も無くなってしまったと・・・。
― なんとしてでも「みち」を探し出して・・・それを持っていくわけには行かないしなぁ(笑)
その辺、教えてもらえると嬉しいですね。食べれるものなら、もう一回食べてみたいですね。ぜひ、よろしくお願いします。
― ええ、探してみます。
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