ここから本文です

 
第54回 朝日駅伝 2003年1月13日月 9:00スタート
THE 54th ASAHI-EKIDEN 2003
トップページ
大会要項
朝日駅伝出場チーム
コース図
朝日駅伝歴代優勝チーム
区間別成績
朝日駅伝関連ニュース
オンデマンド放送


実況・リポーター:
第1移動車 岡田 浩一
第2移動車 実況:小林 徹夫
スタート・第3中継所・ゴール
田上 和延
第2・5中継所 高柳 徹
第1・6中継所 太田 祐輔
順位速報 浜田 しのぶ
解説:
広島 日出国
(沖電気陸上競技部総監督)
朝日駅伝、福岡国際マラソンでおなじみの往年の名ランナー。「2区といえば広島」と呼ばれた。今大会では第1移動車から解説。

第54回 朝日駅伝大会結果
『第54回 朝日駅伝』 NECが大会2連覇!





 成人の日恒例の「朝日駅伝」が、福岡市から北九州市までの7区間99.9キロで行なわれました。
実業団や大学の24チームの選手たちは、午前9時、一斉にスタートしました。序盤、日清食品がレースを引っ張ります。

 主力を後半に集めた去年優勝のNECは、6区のシーブラーが2位でタスキを受け取りますが、期待の走りができず日清食品の諏訪を捉えることができません。
しかし、王者の意地を見せたNEC。トップと53秒差で7区、アンカーの奥田が一気に日清食品に追いつき逆転すると後続を寄せつけずトップでゴール。

 最後に粘りを見せたNECが昨年に続き2度目の優勝をもぎ取りました。

 また、昨年2位だった地元、福岡の九電工は惜しくも15位に終わりました。

[ 総合成績 ] [ 区間賞 ]
順位 チーム名 記 録
1 NEC 4:46:39
2 日清食品 4:47:46
3 カネボウ 4:50:00
4 ホンダA 4:50:30
5 旭化成 4:51:19
6 安川電機 4:53:47
7 大塚製薬 4:54:25
8 三菱重工長崎 4:55:00
9 YKK 4:57:38
10 ホンダB 4:57:45
11 西鉄 4:58:21
12 八千代工業 4:58:36
13 コマツ電子金属 4:59:46
14 四国電力 5:00:49
15 九電工 5:01:23
16 サムスン電子 5:01:40
17 山陽特殊製鋼 5:01:57
18 黒崎播磨 5:04:24
19 JFE 5:05:59
20 三菱化学 5:08:34
21 福岡県警 5:11:19
22 第4師団 5:18:25
23 JR九州 5:27:34
24 熊本学連選抜 5:37:50
区間 選手名 / チーム名 区間記録
1区[14.6km] 北田初男 / 日清食品 42:09
2区[9.9km] 瀬戸智弘 / カネボウ 30:14
3区[11.2km] 森下由輝 / 旭化成 30:25
4区[14.8km] サムエル・カビル / ホンダA 42:39
5区[15.9km] ジュリアス・ギタヒ / 日清食品 45:15
6区[16.8km] 諏訪利成 / 日清食品 48:06
7区[16.7km] 奥田真一郎 / NEC 45:56

ゴール地点
ゴール地点ゴール地点、小倉城の横では、今年4月にオープンする「リバーウォーク北九州」の斬新なデザインのビルも選手たちを待ち受けている。

今日は、後半型のオーダーを組んでいたNEC。前半の3人がふんばり、エース山口と太田の2人が日清食品を追い上げ、シーブラーが奥田につないだ。
「ニューイヤー駅伝」の後、この「朝日駅伝」に向けて合宿も組んでいた。

そのNECのアンカー奥田が53秒のビハインドを跳ね返し、大会2連覇を果たした。
奥田は社会人1年目。「ニューイヤー駅伝」でも見事な走りを見せた楽しみなルーキーである。

第7区 16.7km
第6中継所  ゴール
区間記録 46'25" 高尾 憲司(旭化成) 第50回大会

第7区第7区は北九州市街を駆け抜ける16.7キロ。

第6中継所で最初にタスキを受け取ったのは日清食品の板山だったが、これに対しNECの奥田がすばらしい追い上げを見せる。
第6中継所通過時点での53秒差をはね返し、6.31キロ地点で早くも日清食品・板山をとらえる。
しばらく並走していたが、8キロ手前でNEC奥田が、日清食品・板山を突き放す。

日清食品・板山は調子がいまひとつで、みるみる差が開いていった。

第6区 16.8km
第5中継所  第6中継所 (星琳高校下)
区間記録 48'18" 入船 敏(カネボウ) 第53回大会

第6区第6区は「朝日駅伝」最長の16.8キロ。
例年、遠賀川沿いを吹き付ける強烈な風との勝負になるコースだが、今日は新春の陽射しがあたたかい。

2位、NECのシーブラーがスタートから猛烈なペースで1位・日清食品の諏訪を追い、3キロ手前で追いつく。
その後もしばらく並走していたが、最初の過度のハイペースがたたり、再び日清食品・諏訪に大きく引き離される。

日清食品の白水監督は「6区は逃げ切り区間。とにかく諏訪が1位でタスキを受け取ったなら、差は縮められても1位の座を死守することが大事」と語っていたが、諏訪はその期待に見事に応え、1位でアンカー板山にタスキを渡す。
2位はトップから53秒差でNEC。アンカー奥田の奇跡の逆転に連覇の夢を託す。

旭化成は、第5区に続いての不調。
小島宗幸が区間12位で5位に落ちる。
地元、西鉄も9位から13位に順位を落とす。
サムスン電子も17位と苦しい状態が続く。

第5区 15.9km
第4中継所  第5中継所 (直方市役所前)
区間記録 44'04" 大崎 栄(旭化成) 第45回大会

第5区第5区は15.9キロ。川沿いを厳しく風が吹き付けるイメージのあるコースだが、今回はほとんど風がない。

第4中継所で1位でタスキを受けた日清食品のギタヒは、現在日本にいる外国出身選手のなかで最速といわれる。
2位はNECの太田。好位置で首位ギタヒを追走する。

4位でタスキを受けたカネボウ高岡が力走を見せ、旭化成の山本をかわして3位に躍り出る。宗茂監督は「山本がどれだけ粘ってくれるかがカギ」と語っていたが、期待に応えられなかった。

日清食品のギタヒははじめ快調に飛ばしていたが、後半徐々にペースを落とす。それでも1位でタスキを渡し、差を広げる。
旭化成の山本は区間11位の走りでブレーキとなった形。カネボウの伊藤国光監督は「第5中継所通過時点でトップと1分以上の差を保っていたい」と語っていたが、トップと1分11秒差の3位。

2位のNECはトップと24秒差と好位置。
地元・九電工は2つ順位を落とし、サムスン電子はトップと11分以上の差。

第4区 14.8km
第3中継所  第4中継所 (NTTビル前)
区間記録 42'12" 早田 俊幸(鐘紡) 第46回大会

第4区第4区は飯塚市内から田川市内を目指すコース。
途中の鳥尾峠を越えるアップダウンが最大の難関。

NECはこの第4区にエースの山口を持ってきた。味澤監督は「4区が勝負どころ。ここでトップと1分以内につめたい」と話していたが、その山口がトップの日清食品・実井と旭化成・佐藤智之をグングン追う。それに続くのが大塚製薬・井幡とカネボウ・松山。
特筆すべきは6位のホンダA・サムエル・カビル。かなりのハイペースで猛烈な走りを見せる。韓国サムスン電子の李鳳柱は本来の走りがまったく見られず、逆にトップとの差は広がってしまった。

第4中継所を最初に走り抜けたのは、日清食品の実井。白水監督は「4区終了時点でトップと1分30秒差以内なら、5区のギタヒで逆転できる」と話していたが、期待をはるかに上回る順位。一方、本当はここでトップに立っておきたかったのが旭化成。佐藤智之が区間3位の走りを見せたが、惜しくもトップと2秒差の2位。3位はNEC。味澤監督は「トップと1分差以内につめておきたい」と話していたが、エース山口の力走でトップと6秒差までつめた。
4位は大塚製薬。
5位のカネボウはトップと1分10秒差でエース高岡へつないだ。
地元の安川電機、九電工はそれぞれ順位を2つ上げた。
サムスン電子の李鳳柱は区間17位とふるわず、トップと8分42秒もの差がついた。

第3区 11.2km
第2中継所  第3中継所 (飯塚市役所前)
区間記録 30'16" 木庭啓(旭化成) 第50回大会

第3区第3区は一気に八木山をくだり、飯塚の市街地へ向かう11.2キロ。各チームくだりのスペシャリストを擁す。

この第3区で早くも大きな波乱。2区で首位に躍り出たカネボウだったが、八木山のくだり7キロを過ぎたあたりでを過ぎた辺りで日清食品の小川がトップに立つ。そのあとをカネボウ・澁谷、大塚製薬・尾池が追う。「八木山のくだりのスペシャリスト」4位旭化成の森下も猛烈に追い上げる。
宗茂監督は「3区でトップに立って、後続に1分以上差をつけたい」と語っていた。

監督の期待に応えるべく森下はその後も力走を続け、区間賞をとるが、第3中継所に達したのは3位で(トップと12秒差)。
1位は日清食品、2位は大塚製薬(トップと11秒差)。
カネボウは澁谷がブレーキになった形で、4位(トップと19秒差)。
5位はNEC。トップとの差は21秒で、まだまだ虎視眈々と首位の座を狙える位置につけている。

第2区 9.9km
第1中継所  第2中継所 (八木山うどん前)
区間記録 30'03" 瀬戸口賢一郎(鐘紡) 第51回大会

第2区第2区は福岡市の市街地を抜け、291メートルの八木山を越えるアップダウンの激しい難コース。
朝日駅伝で「最もタフなコース」といわれる。
したがって、通常の駅伝と比較するとスピードよりもアップダウンに対応した走りが要求される。

この「朝日駅伝名物 八木山のぼり」を攻略すべく、各チームとものぼりに強い選手が第2区のランナーを務める。

先頭集団は4人の争い。
カネボウの瀬戸、朝日駅伝第2区の区間記録を持つ旭化成の瀬戸口、大塚製薬の細川、そしてルーキーながら「ニューイヤー駅伝」で区間新記録を出した日清食品の徳本が絡む。
この先頭集団を、20mほど遅れてNECの小西が追う。
NEC・味澤監督は「第2区まで40〜50秒は置いていかれるだろう」と話していたが、ここまで先頭から6秒程度の差となっている。

第2中継所手前で、のぼりが得意なカネボウ・瀬戸が飛び出し後続を尽き離す。
2位はトップから3秒遅れで日清食品、3位はトップから5秒遅れで大塚製薬。旭化成の瀬戸口は出遅れ、トップから21秒差の4位。
5位はトップから24秒差のNEC。

第1区 14.6km
福岡朝日ビル前  第1中継所 (粕屋郡財産組合前) [新コース]
区間記録 41'37" 中原健雄(鐘紡) 第48回大会

第1区第1区は比較的アップダウンの少ない市街地コース。
注目の韓国・サムスン電子は、昨年の「福岡国際マラソン」に出場した丁南均が第1区を走る。
呉仁煥監督いわく「マラソンでも前半のペースはいい選手」なのだが、第1区序盤から出遅れてしまう。

第1中継所手前まで、区間賞を争って激しいつばぜり合いが続く。
初出場で初優勝を狙う日清食品の北田が、期待通りの走りを見せ猛烈なスパート。
それを僅差で大塚製薬の千葉、旭化成の佐藤が懸命に追う。

結局、日清食品の北田がトップ。大塚製薬の千葉がトップから1秒差の2位、旭化成の佐藤がトップから2秒差の3位。
懸命にスパートし、トップから11秒差の4位で走り終えたのがカネボウの入船満。
5位にはトップから24秒差でNECの高塚が入った。

昨年2位の地元・九電工は前田が大きく出遅れ、トップから2分3秒差となる15位と苦しいスタート。一方、注目の韓国・サムスン電子もトップから2分28秒遅れの17位と苦しい展開となった。

スタート地点
スタート地点成人の日恒例の「第54回 朝日駅伝」、午前9時ちょうどに24チームが福岡朝日ビル前をスタートした。午前9時現在の気温は6.7℃。南南東の風2.1メートル。
選手たちに訊くと「このままの気候が続いてくれればちょうどいい」というベストのコンディション。

 今大会の見どころは、何と言ってもNECの連覇なるか? あるいは強豪のカネボウ、旭化成の王座奪回なるか?
また、今年元旦の「ニューイヤー駅伝」で2位に入った日清食品が、どこまで優勝争いに絡んでくるかも注目。
地元の安川電機、九電工、西鉄の健闘にも期待したいところ。九電工は100人規模の応援団がスタート地点に繰り出して盛んに声援を送っていた。
54回の歴史を誇る「朝日駅伝」で、初の海外からの参加となる韓国・サムスン電子も要注目。
李鳳柱(イ・ボンジュ)、ジョン・ナダ・サヤらを擁し、選手の層は厚い。

どのチームの監督に訊いても、「勝ちに来ている大会」。
昨日の監督会議で、日清食品の白水監督が「監督の勝ちたいという気持ちがつまっているオーダーです」と語ると、他の監督陣も一斉にうんうんとうなずいていた。
マラソンの日本最高記録を持つ高岡(カネボウ)が第5区、シーブラー(NEC)が最終区を走るこのレース。
第3区までにトップと1分差以内であれば、どのチームも優勝できるチャンスがあると見られる。

朝日駅伝関連ニュース
朝日駅伝 NECが2連覇 / 2003.1.13 18:30
 成人の日恒例の「朝日駅伝」が、福岡市から北九州市までの7区間99.9キロで行なわれました。
 実業団や大学の24チームの選手たちは、午前9時、一斉にスタートしました。
 序盤、日清食品がレースを引っ張ります。
 主力を後半に集めた去年優勝のNECは、6区のシーブラーが2位でタスキを受け取りますが、期待の走りができず日清食品の諏訪を捉えることができません。
 しかし、王者の意地を見せたNEC。
 トップと53秒差で7区、アンカーの奥田が一気に日清食品に追いつき逆転すると後続を寄せつけずトップでゴール。
 最後に粘りを見せたNECが昨年に続き2度目の優勝をもぎ取りました。
 また、昨年2位だった地元、福岡の九電工は惜しくも15位に終わりました。

第54回朝日駅伝スタート / 2003.1.13 11:40
 福岡から北九州まで新春の筑豊路を駆け抜ける「第54回朝日駅伝」が行われ、熾烈な戦いが展開されています。
 午前9時、選手たちは号砲とともに福岡朝日ビル前を一斉にスタートしました。
 実業団や大学などから参加した24チームの選手たちは、ゴールとなる北九州市の小倉城大手門広場までの7区間、99.9キロを競います。
 今年はアトランタオリンピックの銀メダリスト李鳳柱をエースとする韓国のサムスン電子が海外から初参戦。
 優勝争いは2連覇を狙うNEC、マラソンの日本最高記録保持者、高岡寿成を擁するカネボウ、そして過去24回の優勝を誇る旭化成など例年にない混戦が予想されます。
 大会の模様は、KBCテレビで午後4時からお伝えします。
朝日駅伝とは?
戦争の爪跡が残る昭和25年に始まった成人の日恒例の「朝日駅伝」。戦後の経済的復興と人々の精神的高揚をめざしたこの大会は、歴史を重ねること今年で54回目を迎えます。
半世紀を越えた歴史のなかで数々の名勝負・名ランナーを育ててきた「朝日駅伝」。

古くは広島日出国、君原健二といったオリンピック代表選手の激走に熱狂し、宗 茂・猛兄弟の登場で「朝日駅伝」の盛り上がりは最高潮に達しました。
2002年のシカゴで日本最高を記録した高岡寿成も、このレースをステップに大きくはばたいたランナーのひとりです。

博多駅前の福岡朝日ビルをスタートし、北九州市小倉城大手門広場をゴールとする7区間99.9キロ。八木山の急坂を登り、遠賀川から容赦なく吹きつける風と戦い、ゴール近くの北九州市に入ってもアップダウンが激しく続くタフなコース。
まさに駅伝という名にふさわしい難コースをもつ日本有数のレースのひとつです。

今年も名門24チームがエントリー。昨年は伏兵NECが、エース高岡を軸に連覇を狙ったカネボウや、小島兄弟を擁して巻き返しを図った王者旭化成を退け、堂々の初優勝を遂げました。
果たして今年の優勝の行方は? 番組では、一時たりとも目が離せない約5時間のレースの模様を1時間に凝縮。コンパクトかつ大胆に厳冬の福岡・筑豊路を駆け抜けるランナーたちを追いかけます。タスキにかける選手の熱い想い、新しい時代を迎える日本長距離の息吹を、番組を通じて是非感じてください。

朝日駅伝に韓国のサムソン電子の出場が決定
1996年の 「第50回福岡国際マラソン」 の覇者・李鳳柱も出場予定。

番組もタスキリレー
5時間にもおよぶレースの模様を1時間に凝縮してお送りする「朝日駅伝」。
当日の2時に北九州市でゴールするレースを、午後4時からの放送に間に合わせるため、実は衛星やマイクロ波など様々な方法でKBCの本社に映像・音声を送り、編集・構成して番組化を行っています。
場所によっては編集マンが現地の映像が見られないところがあったり、編集ディレクターが、同行する移動放送車に電話で状況を訊きながら番組を構成したりと、番組制作もまさにタスキリレー。1時間番組というコンパクトなうえに大胆な編集。もちろん、レースの駆け引きやポイントは絶対に見逃さない「おいしいとこ取り」の番組なのです。
「朝日駅伝」のテレビ放送はまだ始まって5年目なのですが、試行錯誤のなか、選手に負けない番組スタッフのタスキリレーにかける思いにもご注目ください!!