【報ステ】公示地価 地方も27年ぶりに上昇

03/19 23:30 更新

 全国の土地の公示価格が発表され、全国平均は4年連続で上昇し、東京・大阪・愛知の3大都市圏を除いた地方でも27年ぶりに上昇に転じたことがわかった。京都市の祇園では去年に比べ43.6%、黒門市場がある大阪市中央区では44.4%、東京都では浅草駅周辺で34.7%、それぞれ上昇した。外国人観光客の増加などにより、ホテルや商業施設の需要が高まっていることが背景に挙げられている。全国一、土地の価格が上がったのは北海道倶知安町。倶知安町の近くには世界中から観光客が訪れるニセコのスキー場がある。人口1万5000人の町には、年間15万人を超える外国人観光客が訪れるという。現在、巨大なリゾートホテルの建設が続いていて、働くために来る人や建築関係で来る人の住む場所がさらに必要になり、倶知安町の地価が上がった。外国人観光客によって上昇する日本の土地価格について、東京カンテイ市場調査部の高橋雅之主任研究員は「訪日外国人の占める割合のなかで中国人が多い。米中貿易摩擦で景気の不透明感が増した場合には影響は避けられない」と指摘する。