公示地価 「浅草」が東京圏“上昇率1位”のワケ

03/19 16:50 更新

 全国の公示地価「土地の価格」の情報が発表された。東京周辺で一番上昇率が高かったのが、皆さんもよく知っている「浅草」だった。その背景を取材した。  朝から外国人観光客でにぎわう浅草の雷門からわずか80メートルほどの所が注目の場所だ。注目の理由はずばり、地価の上昇。1平方メートルあたり373万円と去年に比べて3割以上も上がり、東京圏で上昇率ナンバーワンに躍り出たのだ。急上昇の訳は増え続ける外国人観光客だ。  こうした外国人観光客を受け入れるホテルや店舗を建てる土地の需要が今、浅草で急速に高まっているのだ。ワイアードホテル浅草は2年前にオープン。客の8割が外国人観光客ということで、部屋にも和を感じさせる藍色や木目をふんだんに取り入れたそうだ。  大阪の黒門市場や京都の祇園。北海道の倶知安町など、いずれも外国人に人気の高い場所では店舗やホテルなどの需要が高まったことで地価が急上昇した。こうした外国人特需も影響してか、商業地や住宅などすべての用途で地価が全国平均で4年連続上昇。3大都市圏を除いた地方でも実に27年ぶりに地価が上昇に転じた。ちなみに、全国で最も地価が高いのがおなじみ東京・銀座の山野楽器。13年連続でトップで今年は1平方メートルあたり5720万円に上がった。