新紙幣デザイン 1万円札は渋沢栄一 深谷では歓喜

04/09 17:53 更新

 新1万円札のデザインに日本の資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一が採用された。渋沢の地元・埼玉県深谷市では、突然の知らせに驚きが広がっている。  新元号「令和」。新しい時代を前にして紙幣もまた20年ぶりに一新されることが決まった。その結果、千円札はペスト菌を発見するなど医学の発展に貢献した北里柴三郎。また、5千円札は津田塾大学の創始者で、女子教育の先駆者といわれる津田梅子が選定。そして、1万円札は渋沢。その生涯で多種多様の企業や学校の設立・経営に携わり、そのなかには日本で最も古い銀行「第一国立銀行」や「一橋大学」、さらには「東京証券取引所」なども含まれる。  実は深谷ねぎで有名な深谷市。渋沢は1840年、この地で生まれた。今でも地域に息づく存在だ。郷土の誇りが新1万円札になることにもちろん街の人たちも大喜び。  2004年以来の変更となる紙幣のデザイン。偽造防止のために世界で初めて3Dのホログラムが施され、2024年度上期をめどに発行される予定。一方、500円硬貨も2021年度上期をめどに新たなデザインに変更となる。新500円硬貨はより偽造を防止するため、外観は2色、そして中身は3層に変更する。これはバイカラー・クラッドと呼ばれる技術で、ヨーロッパではすでにユーロ硬貨に使われている。なお、現在の紙幣及び500円硬貨は今後、新しくなった後も引き続き使うことができる。  新しい時代に向けた新しい通貨。9日午後に深谷市長が喜びの記者会見を行った。  深谷市・小島進市長:「きょうは皆さん、ありがとうございます。本当にこの上ない喜びです。ありがとうございます。今、渋沢栄一翁が唱えていた論語とそろばん、そして忠恕(ちゅうじょ)の心。これを今の人たちに伝えたい部分もあるのではと感じています」