決裁文書どう作られる?チェックのために配席も工夫

03/22 17:03 更新

 今回の財務省による改ざん問題で焦点となっているのが、こうした「決裁文書」だ。そもそも、決裁文書はどのように作成されているのだろうか。  国会を大混乱に陥れている14の決裁文書。今回、近畿財務局が作成した決裁文書売払決議書を例に元財務省官僚・山口真由氏に聞いた。決裁文書で特徴的なのは何といってもたくさんの判子が並ぶこのページ。これを見れば作成の流れが見えてくる。文書は、いわゆる係長クラスの人物が作成。作成したら、直属の上司、課長補佐クラス、近畿財務局でいうところの担当管理官から細かいチェックを受けることになるという。この決裁を受けていく過程だが、役職によってその指摘する幅が違うという。課長補佐からは細かい「てにをは」や言い回しのチェックが多いが課長になると全体の方向性、長期的な視点からのチェックが増えてくるという。そして、個室を持つ役職・幹部クラスのチェックを受ける際は…。  元財務官僚・山口真由氏:「課長、課長補佐、係長、決裁に関わった人、皆で個室に入って『ここはどうして直したんだ?』という時に決裁をした係長中心に答えるが、課長補佐や課長が関わっていたら『ここはこういう趣旨です』と補足するイメージ」  複数の人間のチェックが入る決裁文書。これまで連日、報じられている森友文書の改ざん問題。山口氏は、自身の経験上ずっと違和感を覚えていることがあるという。  元財務官僚・山口真由氏:「政治家の先生のような『生々しい事実』を明らかにするのは経験上、見たことがない。普通は公文書と別にメモという情報があってメモに政治家の先生方の名前を書くので公文書の中には残さない」  こうした謎は今後、明らかとなっていくのだろうか。