東芝社長「多大なご心配を」9500億円赤字“見通し”

05/15 20:05 更新

 経営再建中の東芝は、原発事業の会計処理を巡って対立している監査法人との溝が埋まらず、2016年度の業績を「見通し」で発表しました。  東芝・綱川智社長:「現時点の業績見通しを示すことが情報開示の観点から重要と判断。本日決算発表できないこと、株主、投資家はじめ皆様に多大なご心配を掛けることおわび申し上げます」  東芝が発表した2016年度の業績見通しは、原子力事業の巨額損失の影響で最終損益が9500億円の赤字となり、負債が資産を上回る債務超過が5400億円にも上るということです。東芝は、通期の正式な決算発表を目指していましたが、原発事業の巨額損失を認識した時期などを巡る監査法人との対立が解消できず、「見込み」での発表となりました。2017年度の見通しについては、半導体子会社の売却を進めることで債務超過を解消するとしています。ただ、四日市工場を共同運営するアメリカのウエスタンデジタルが売却をしないよう申し立てていることから、売却交渉が長期化する可能性も出てきました。