損保大手の挑戦 需要増すデータ活用人材の育成に力

07/09 00:28 更新

 損害保険大手のSOMPOホールディングスは日本企業で初めて、データサイエンティストの養成講座を開催しました。  データサイエンティストは、企業が保有する大量のデータを活用して新たなビジネスや価値を生み出す人材のことです。AI(人工知能)やIoTといったニーズの高まりで、最近ではデータサイエンティストの争奪戦が激しさを増しています。こうしたなか、SOMPOホールディングスは日本企業として初めて、データサイエンティストの実践的な養成講座を開催し、3カ月にわたる演習を終了しました。最終日に行われたチームごとのプレゼンテーションでは、実際に損保会社が持つ自動車保険の加入者の走行データを使ったビジネスの提案を行いました。例えば、自動車の加速度センサーから車がいかに大切に乗られているかを判断して中古車の査定価格に反映するという案や、日頃の運転状況を見て地元の道をよく知っていそうな運転手には人手不足が課題となっているタクシー業界への就職を勧めるといった案が出ました。SOMPOホールディングスでは、今回の講座に参加したメンバーの一部を社員として迎えるほか、ビジネスパートナーとして連携していく方針です。