孫社長が次の自動車を創る!クルマがスマホになる?

10/04 20:37 更新

 「世の中をもっと良くしたい!」。そんな情熱を持った日本を代表する2つの会社が一緒になると一体、どんなことが起きるのでしょうか。ソフトバンクとトヨタ自動車が4日、2018年度内をめどに共同事業を始めることを発表しました。  ソフトバンクの孫正義会長兼社長とトヨタの豊田章男社長、日本を代表する企業同士が手を組むと日本列島を駆け巡った、この衝撃のニュース。2人が壇上に姿を見せたのは、午後2時過ぎでした。ソフトバンクとトヨタは自動運転技術を使った移動サービスなどの分野で共同出資会社「モネテクノロジーズ」を設立すると発表したのです。ソフトバンクのAI(人工知能)技術とトヨタの電気自動車、自動運転技術を生かした新会社となりますが、日本企業における時価総額1位と2位が提携。まさに、驚きのタッグ…。実はこの提携話、半年ほど前にトヨタ側から持ち掛けられたといいます。孫さんですら戸惑ったという提携…。実は豊田社長。20年前の課長時代に、ネットディーラーのシステムを売り込んできた若き孫正義氏の商談を断ったことがあるそうで、そんな過去がお互いの「どうかな」「まじか」につながったようです。豊田社長は、もはや自動車会社はただ走るだけの車を作るだけではなく、自動にして情報化も電動化も進め、モビリティ=移動性をトータルにとらえた。システムとサービスが必要な時代になったと訴えました。そして、ソフトバンクも配車サービス「ウーバー」などに出資し、相乗りサービスなどライドシェア事業を進めていたのです。では、具体的にはどのような事業が行われるのでしょうか。一つのキーワードが高齢化社会です。こういった事情を踏まえ、新会社では2020年代半ばまでに病院への自動走行中に患者を車内で診察できたり、注文が入った料理を車内で調理しながら宅配できるサービス、買い物弱者への移動コンビニ店のようなサービスを想定しています。その事業に関する需要と供給の予測をソフトバンクのAI技術で行うというのです。そして、そんな移動のベースとなるのがトヨタが開発を進めている「イー・パレット」という自動運転を含めた次世代型の電動車両です。イーパレットとは、自動運転機能を備えたワンボックスの電気自動車で、車というより移動式のサービス提供スペースというコンセプトです。世界に目を移すと、グーグルなどIT企業も積極的に参入、今後、戦国時代を迎えようとしています。そんななか、オールジャパンとなるソフトバンクとトヨタの提携は、日本にどのような未来を描くのでしょか。