新たに9口座に資金移動 換金なしも追跡作業攪乱か

01/31 11:49 更新

 仮想通貨取引所のコインチェックから巨額の仮想通貨「NEM」が不正に流出した問題です。この問題では580億円分のNEMが犯人の口座にいったん移された後、そのほとんどが新たに設けられた9つの口座に移されていました。こうしたなか、30日夜に残る資金の一部が別の9つの口座に移されたことが分かりました。  仮想通貨のNEMの取引を記録したデータによりますと、コインチェックから資金が最初に移された口座から、午後10時半ごろから午後11時すぎにかけて約1万円ずつ、11回にわたって別の9つの口座に資金が移されていることが分かりました。このうち8つの口座は元々、存在していたもので、犯人とは関係のない相手に送り付けて流出したNEMの追跡作業をかく乱しようとしている可能性もあります。仮想通貨のNEMの普及を推進するNEM財団は公式声明を出し、新たな送金があったと認めたうえで、いずれの資金も換金などのために「取引所に持ち込まれてはいない」としています。