習主席“電撃訪朝”の狙い…米と対決モードへ変更か

06/18 17:44 更新

 中国の習近平国家主席が20日から初めて北朝鮮を訪問します。中国・北京から報告です。  (千々岩森生記者報告)  (Q.このタイミングで行う背景と狙いは?)  一言で言えば、中国はもうアメリカに遠慮しない。習主席はトランプ大統領に対して戦闘モードに入ったということだと思います。実は、北朝鮮はずっと中国に対して「習主席に来て下さい」と打診していました。ただ、中国側はずっと受けませんでした。というのは、トランプ大統領は北朝鮮との関係がうまくいかないのは「中国が邪魔しているからだ」とずっと批判してきました。そんななかで、もし平壌に行って蜜月ぶりを見せてしまえば、トランプ大統領を逆なでする。実は、中国にとって北朝鮮問題というのは大した話ではありません。一番大事なのはアメリカとの貿易交渉。ここで逆なでされたトランプ大統領がさらにプレッシャーを掛けてくる。これだけは勘弁してほしいということで控えていました。ただ、状況ががらっと変わりました。5月に貿易交渉が事実上、決裂して、さらに来週には大坂で行われるG20に習主席、そしてトランプ大統領が両方出席するというなかで、習主席は「トランプさん、中国とちゃんと向き合わなければ貿易もうまくいきませんよ。北朝鮮問題もうまくいきませんよ。それでいいんですか」と突き付ける。そのために、今まで取っておいた「初訪朝」というカードをここへきて切ってきたということなんだと思います。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2019