オバマケア見直し法案“撤回” 与党の反対が響いた

03/25 11:46 更新

 トランプ政権に大きな打撃です。トランプ大統領が最優先課題に掲げた医療保険制度改革(オバマケア)の見直し法案が、与党・共和党内の反対で可決の見通しが立たず、採決が見送られ、事実上、撤回されました。  アメリカ、トランプ大統領:「めちゃくちゃなオバマケアの破綻後に本当に良い医療保険制度を作ることになる」  トランプ大統領は可決まであと一歩だったと悔しさをにじませましたが、見直し法案は身内の共和党の保守派からも「オバマケアの存続だ」と批判される中途半端なもので、可決の見通しが立ちませんでした。  ライアン下院議長:「トランプ大統領に法案撤回が最善と伝え、同意を得た。正直に言って失望した日だった」  トランプ大統領は今週、自ら議会に乗り込み、「造反議員は来年の中間選挙で落選する」と共和党議員に賛成するよう迫りましたが、逆効果に終わりました。無保険者が増えるとして反対してきた民主党は、「これほど無能な政権はない」と批判し、ヒラリー・クリントン氏はツイッターに「きょうはすべてのアメリカ人の勝利だ」と書き込みました。入国禁止令に続く看板政策での大きな失敗で、トランプ大統領の求心力低下は避けられません。