イラン“核合意”履行義務17日にさらなる停止発表へ

06/16 21:33 更新

 中東のホルムズ海峡付近で起きたタンカー襲撃事件を巡ってアメリカとイランの緊張がさらに高まるなか、イランは核開発をさらに加速させる方針を発表する予定です。  イランメディアによりますと、イラン原子力庁は欧米などと結んだ核合意の履行義務について、17日にさらなる停止を発表するということです。核合意は欧米による制裁解除と引き換えにイランの核開発制限を盛り込んだもので、2015年に締結されました。アメリカが去年、核合意を離脱してイランへの経済制裁を再開させたことから、イランは対抗措置として先月、一部の履行義務を停止して低濃縮ウランの生産を加速させています。イランとしては核開発を進める姿勢を打ち出すことで、核合意を結んだイギリスやドイツなどから支援策を引き出す狙いがあるとみられます。イランは支援策が提示されない限り、来月上旬に核兵器に転用可能な高濃縮ウランの製造を再開する方針で、核合意は崩壊の危機にひんしています。また、今回のイランの発表はホルムズ海峡付近でのタンカー襲撃事件を巡ってアメリカとイランの緊張が高まるなかでの動きとなることから、アメリカの反発は必至です。