「審理継続」に大粒の涙 北朝鮮念頭に異例の言及も

08/16 17:04 更新

 北朝鮮の金正恩委員長の兄・金正男(キム・ジョンナム)氏を殺害した罪に問われている2人の女について、マレーシアの裁判所は審理を続ける判断をしました。この裁判を巡っては2人が殺意を否認していて、無罪になるのではと注目されていました。今後も裁判は続くという決定が出たわけですが、この決定を被告2人はどう受け止めたのでしょうか。  (白川昌見記者報告)  2人の被告は裁判が始まった時は少し笑みを見せるなど、16日で終わることを期待しているのかなとも感じられました。ただ、裁判の継続が決まると2人は法廷で涙を流し、特にアイシャ被告は少し離れた所からでもはっきり分かるぐらい大粒の涙を流していました。裁判所は「VXガスが浸透しやすい目を狙っていることから、殺意があったという検察側の主張には一定の説得力がある」として、今後は弁護側の反論のための手続きに入ることを決めました。弁護士や家族からは「今回の判断は一方的で納得できない」と残念がる声が相次いでいます。また、裁判所ははっきりとした証拠はないとしながらも、北朝鮮を念頭に「政治的暗殺である可能性を排除できない」と異例の言及もしています。今後の裁判の日程はすでに来年の2月まで発表されていて、まだまだ審議が続くことになります。