金正男氏殺害事件の裁判 無罪か継続か、きょう判断

08/16 10:30 更新

 北朝鮮の金正恩委員長の兄・金正男(キム・ジョンナム)氏を殺害した罪に問われている女2人の節目となる裁判がマレーシアで行われます。裁判を続けるのか、無罪とするのかの判断が下されます。  (白川昌見記者報告)  無罪判決が出る可能性もあるということで、現地の注目度も高く、多くの報道陣が詰め掛けて武装警察による厳重な警備も行われています。フオン被告とアイシャ被告は、今から1時間ほど前に裁判所に到着しました。ただ、30分ほど前から始まる予定だった裁判はまだ始まっていません。2人は到着時、どちらも下を向いたままで、厳重に周りを取り囲まれた状態で淡々した表情で中に入っていきました。去年10月に始まった裁判は、これまでに検察側の証人が延べ30人以上、証言してきました。16日、裁判所は検察側の立証が不十分だとして女2人を無罪とするのか、さらに裁判を続けて弁護側の証人尋問を行うのかを判断します。2人は「いたずら番組の撮影だと思っていた」と殺意を否定していて、弁護士や家族からは「2人はだまされただけで無罪になると期待している」といった声も上がっています。一方で指示役だったとされる北朝鮮の男らはすでに国外に逃亡していて、詳しい実態の解明が進まないまま裁判は節目を迎えています。