NATOで孤立のトランプ氏 G7では強気の姿勢も?

05/26 17:07 更新

 一年に1回、主要7カ国の首脳が一堂に会するG7サミットがイタリア・シチリア島でまもなく始まります。トランプ大統領らが続々と到着し、リゾート地は厳戒態勢となっています。初参加のトランプ大統領ですが、発言に大変、注目が集まっています。どんな姿勢でトランプ大統領はこのサミットに臨むのでしょうか。  (山下達也記者報告)  まもなく行われる日米首脳会談では、関係者によりますと、トランプ氏にとってリラックスしたものになりそうです。というのは、トランプ氏は国内でロシアスキャンダルを抱えています。海外でも25日、NATO(北大西洋条約機構)での首脳会合ではあまり他の首脳から話し掛けられなくて、少しポツンとしていたとアメリカメディアから指摘されています。あるヨーロッパの政府関係者は、トランプ氏が長時間のG7の議論に耐えられるか心配だということも言っていました。そして、安倍総理大臣とはうまが合いますので、北朝鮮問題の連携のほかにアメリカの国内状況で愚痴なんかも言いそうです。トランプ大統領は、G7自体ではぐいぐいとアメリカ第一という主張を押してきそうです。政府関係者によりますと、今回の焦点となる自由貿易の問題、地球温暖化のパリ合意、これではトランプ氏はアメリカにとって現状は不公平であると、アメリカ経済にもマイナスだとぐいぐい主張するということです。今回は「トランプ節」を炸裂(さくれつ)させそうです。その背景ですが、実はトランプ氏はG7自体がアメリカにとってプラスなのか、そして中国やロシアが入らなくて果たして良いのか、そういう再検討もする考えだということです。議論が煮詰まれば「G7なんかいらない」と言って、焦った他の国から譲歩を引き出すといった手にも出るかもしれません。