「ICチップ制服」称賛の影で…監視され嫌!がホンネ

01/15 18:10 更新

 学生服にICチップを埋め込み、生徒の行動を監視する学校が中国国内で増えている。学校のIT化を歓迎する意見がある一方で、自由が侵害されるという声も上がっている。  導入が進んでいるのが中国南西部の街・貴州省。中学校では2枚のチップを埋め込んだ制服を生徒に着用させている。顔認証システムとスマートフォンのアプリを使い、登校や下校時間などが把握でき、生徒のさぼりや遅刻がひと目で分かるという仕組みだ。中国国営メディアが世界に発信した取材では、校長もICチップ制服を絶賛。さらに、保護者や生徒もこの制服の素晴らしさに胸を張る。学校外での追跡も可能なため、誘拐事件が多発する中国では一役買うのではという意見の一方、SNSの書き込みには監視されているようで自由がないと否定的な意見が。北京市内で独自に取材すると、中国国営メディアの取材とは全く逆の反応が。日本国内でも。  中学生:「監視されてるっていうのは、自由がなくなるっていうのはちょっと怖い。『なんかお前、ここきのう行っただろ』とか言われると、ちょっとなんか嫌な感じがする」  20代の女性:「国が違うけれども、人権というのはどの人にもあるので、それはちょっとやり過ぎなんじゃないかな」  日本、中国ともにICチップ制服には反対意見が並んだ。先端技術を駆使して国民への監視を進める中国。別の省でも導入の動きがあり、監視できる制服は中国国内で静かに広まり始めている。