“大統領の犯罪”解明されるか 朴氏、聴取始まる

03/21 11:46 更新

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領は国政介入事件を巡って21日朝に検察に出頭し、事情聴取を受けています。朴氏は親友の崔順実(チェ・スンシル)被告と共謀し、大手財閥から賄賂を受け取った疑いなど13の容疑が持たれています。すでにサムスン電子の副会長が起訴され、韓国の財閥「ロッテグループ」や石油・通信を手掛けるSKグループの幹部も事情を聴かれています。ソウル中央地検前から報告です。  (西村香織記者報告)  朴氏の事情聴取は2時間以上、経った現在も続いています。検察の前で朴氏は罷免(ひめん)後、初めて公の場でコメントしましたが、韓国メディアなどは注目していただけに、形だけの言葉だったと厳しい見方をしています。  朴槿恵前大統領:「国民の皆様に申し訳なく思います。誠実に取り調べに臨みます」  大統領経験者では、故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏に続いて4人目となる検察の取り調べで、収賄、職権乱用など13の容疑について朴氏は全面的に否認しているとみられます。検察は、何度も朴氏を呼ばずに今回で事情聴取を終えたい考えで、取り調べは深夜、または22日未明まで行われる可能性があります。5月の大統領選挙に影響が出ないように、検察は朴氏の刑事処分についての結論を急いでいます。朴氏は大統領在任中は事情聴取に応じてこなかったものの、今回は捜査に協力的とみられることから、このまま拘束されるという可能性は低いとみられます。ただ、世論調査では国民の65%以上が「逮捕すべき」と答えていて、検察は在宅起訴にとどめるのか、逮捕までいくのか厳しい決断を迫られています。