サミットの主役は金正恩氏? ICBM発射が焦点

07/07 11:51 更新

 G20サミットがドイツ・ハンブルクで開幕します。安倍総理大臣をはじめ、トランプ大統領や韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領、ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席など各国のリーダーが一堂に会します。最大の焦点は今週、ICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射を成功させた北朝鮮を巡る対応です。影の主役は金正恩委員長となりそうです。  (高橋政光記者報告)  当初、貿易や気候変動が主要なテーマになるとみられていましたが、開幕直前のミサイル発射で北朝鮮問題の優先順位が一気に上がりました。議論をリードしたい日米韓3カ国ですが、6日夜の首脳会談ではすべての時間を北朝鮮問題に充て、圧力を強める方針で一致しました。ただ、ぎくしゃくした印象も拭えませんでした。というのも、安倍総理が「北朝鮮は真剣に対話する意志などない」と述べるなど制裁強化を優先する日本とアメリカに対し、文大統領が南北対話への意欲を強めている韓国との間で温度差があり、足並みがそろいきっていないからです。また、中国とロシアは北朝鮮問題について、対話での平和的解決を主張しているうえ、アメリカのミサイル迎撃システム「THAAD」の韓国配備に反対していて、一筋縄にはいきません。こうしたなか、各国をどこまでまとめきれるか、議長国のドイツのメルケル首相の手腕が問われることになります。