一帯一路サミットの日に…“発射”で中朝関係は?

05/15 16:59 更新

 北朝鮮は14日に発射された火星12号の映像を公開しました。気になるのはミサイル発射のタイミングです。アメリカは先週、ノルウェーのオスロで北朝鮮の担当者と極秘協議をしたばかりのタイミングでした。韓国は北朝鮮に対して融和政策を掲げる文在寅(ムン・ジェイン)新政権発足から5日目。そして、中国は今年最も重要な国際会議と位置付けている「一帯一路サミット」を開催するその日の朝でした。サミットのプレスセンターがある北京から報告です。  (冨坂範明記者報告)  (Q.中国はどういう反応を見せている?)  北朝鮮のミサイル発射に対して、決して快くは思っていないであろう習近平国家主席ですが、「一帯一路サミット」中は努めて平静な様子で、まもなく最後の記者会見を行います。習主席は2日間のイベントのなかで4回も演説や会見を行う力の入れようでした。中国主導で巨大な経済圏をつくることに対しては懸念も強くありますが、習主席は「世界の発展に資するものだ」と再三にわたって強調し、不安の払拭に努めました。最初の国際会議に130カ国以上の代表を呼んだことで、「一帯一路」構想は順調な滑り出しをしたように見えます。しかし、そんな晴れ舞台に水を差したのが北朝鮮による弾道ミサイルの発射でした。中国外務省はすぐ、「安保理決議違反のミサイル発射に反対する」と声明を出しましたが、お祝いムードを壊したくないのか、中国国内のテレビや新聞はほとんどミサイル発射について報じていません。中朝関係が冷え込むなかですが、中国側は「一帯一路サミット」に北朝鮮の代表団を招待し、関係改善を図りました。しかし、今回のミサイル発射で、中国側の対応がさらに厳しくなる可能性があります。