大量虐殺?ロヒンギャを直撃!スーチー氏に中国の影

09/13 21:01 更新

 ミャンマーで暮らす少数派のイスラム教徒「ロヒンギャ」と呼ばれる人たちが激しい迫害を受けています。この問題で目立った対応をせず、批判されているのがアウン・サン・スー・チー国家顧問です。民主化の象徴であったはずの彼女が沈黙を続けるのは、なぜなのでしょうか。  ミャンマー・ラカイン州。ここでは、先月25日から治安部隊とイスラム系少数派「ロヒンギャ」の武装集団との間で衝突が始まり、今も続いています。その衝突の最中の先月30日、ANNのカメラがロヒンギャが暮らす村を取材していました。至る所で家から炎が立ち上がっていました。そして、焼け焦げて骨組みだけが残っている家も。さらに、取材中に近くから銃声が鳴り響き、衝突の爪痕は深く、状況はエスカレートしているのです。これまでに、市民を巻き込んで400人近くが死亡しているといいます。そして、隣国のバングラデシュなどに難民として脱出したロヒンギャは37万人に上るといいます。なかには、赤ちゃんを抱えて川を渡る人の姿も。こうした動きのなか、一連のロヒンギャが暴力を受けている問題を協議するため、13日、国連安保理は緊急会合を開くと発表しています。果たして、ミャンマーの事実上の指導者とされるスー・チー国家顧問はどのように対応するのでしょうか。  アウン・サン・スー・チー国家顧問の声明(7日):「政府はすべての国民を守るためだけにベストを尽くしています」  ロヒンギャ問題には触れず、沈黙したまま。一体、ミャンマーでは何が起こっているのでしょうか。仏教徒の多いミャンマーで、イスラム系少数派のロヒンギャはバングラデシュからの不法移民とされ、長く差別と迫害を受けてきた歴史があります。今回の衝突が起こる前の7月に撮影されたロヒンギャの村。衝突が起こっている現在よりも落ち着いているように見えますが、この時も村人は治安部隊による迫害を受けていると主張していました。自らの命の危険を語るロヒンギャ。武力紛争などから逃れるため、他国に逃れる人が後を絶たないのです。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2017