イギリスで「EU離脱」めぐり…タトゥーが急増

04/13 16:04 更新

 EU(ヨーロッパ連合)離脱の賛否がイギリス国民を分断しています。先の見えない混乱が続くなか、体を張って自らの主張を訴える人たちが増えています。  今年57歳のベッキーさんはEU残留派で、息子のトム君とともに人生初めてのタトゥーを入れにロンドンへとやって来ました。夫にはまだ内緒にするといいますが、EU残留を主張するタトゥーを入れる理由は「自分が歴史上の一大事で正しいサイドにいたという事実を何かに残したかった」と語ります。痛そうにしているベッキーさんですが、「怖くないよ。EU離脱のほうがよっぽど怖い」と話します。1時間半かかって完成したタトゥーにはEU残留派のスローガン「EU離脱くそくらえ」と書かれ、黄色に黒文字で非常に目立つデザインです。タトゥーが完成し、ベッキーさんは「より前向きな気持ちになりました。EU離脱は阻止できるという気持ちが確信に変わりました。離脱は間違いということははっきりしています」と話します。主張は真っ向から対立しますが、もやもやした状況を打開したい気持ちは離脱派も一緒です。なんとしてもEUを出たいという思いを込めて、強硬に離脱を主張する政治家の名前や顔のタトゥーを入れる人もいます。驚くことに、急増するタトゥーで訴える人のほとんどがベッキーさんと同じように40代から60代で、人生初のタトゥーを入れる人たちだといいます。EU離脱が実現しても、しなくても国民の分断の影響はイギリス社会に長く残るかもしれません。