発展強調と独立牽制 香港で習主席、硬軟使い分け

07/01 11:49 更新

 香港がイギリスから中国に返還されて1日で20年です。習近平国家主席は記念式典に出席し、「中央の権力に挑戦する活動は許さない」と香港独立の動きを牽制(けんせい)しました。  (登島貴之記者報告)  香港中心部の式典会場の近くでは中国共産党を支持する人々が集まり、返還20年を祝っています。習主席は演説で、20年間における香港の発展を強調しました。  中国・習近平国家主席:「祖国に返還された香港は変わらず繁栄と安定を続けている。『一国二制度』のもとで香港の資本主義と市民の生活は変わっていない」  習主席の香港訪問の最大の目的は、香港が一国二制度のもと、素晴らしい成功を収めたと国内外に強くアピールすることです。中国メディアは、習主席が香港で熱烈な歓迎を受けていると繰り返し報道しています。一方で、民主派のメンバーは香港の言論の自由などを守ろうと、朝に中国共産党に抗議するデモを行いました。ただ、警察がすぐに参加者を逮捕しています。習主席は演説で、中央の権力への挑戦は決して許さないと民主派のメンバーに釘を刺しましたが、午後には別の民主派グループが中国共産党に抗議する大規模なデモを計画しています。