こんなところに最先端技術 顔認証で1回分の紙供給

04/11 21:00 更新

 中国で顔認証システムが導入されたトイレがあることが分かりました。そこに技術を使う必要があったのか。その背景も取材してきました。  中国・北京市内で発見した入り口で顔が撮影されるというちょっと入りづらいトイレ。その理由は…。最先端のハイテク顔認証システムを使って1回分の紙を供給するトイレだったのです。中国では世界に向けて顔認証技術の売り込みをかけるなど、この技術に力を入れています。  日本で今、話題となっている「無人コンビニ」もすでに2017年に導入されていました。高速鉄道の一部の駅では、改札に顔認証システムが導入されています。チケットを購入するには身分証が必要です。改札を通り抜けるにはチケットと身分証をタッチしたうえで、さらに顔認証で身分証と同一人物かチェックされます。中学校の学食では、生徒は顔認証システムで食べたいものを注文します。スムーズな発注で混雑緩和になるうえ、親は子どもが食べたメニューを把握することができるということです。杭州市のケンタッキーでは顔認証で支払う「顔ペイ」が導入されています。  しかし、なぜトイレでこの最先端の顔認証システムを使う必要があったのか。その理由はもう一度、このトイレに入った時に分かりました。同じ人がトイレットペーパーを10分に1回しか出せないように制限するためだったのです。元々、この顔認証トイレの仕組みは北京市内の公園でトイレットペーパー泥棒を防ぐための措置として導入されたということです。  中国の各地の公園ではトイレットペーパー問題以外でも桜の花を折ったり木に登ったりするなど迷惑行為をする人が相次ぎ、マナー向上を呼び掛けていました。CNNによりますと、そうした観光客の増加に頭を悩ませていた北京市では顔認証の技術を使って公園の入場者を監視してブラックリストに登録し、立ち入りを制限するなどの対応が検討されているということです。