イギリスのEU離脱を巡る交渉始まる 先行きは難航か

06/20 04:24 更新

 イギリスのEU(ヨーロッパ連合)からの離脱を巡る原則2年間の交渉が19日、EUの本部があるブリュッセルで始まりました。初回は交渉の進め方を話し合って終わりました。  離脱交渉は、イギリスのデービス離脱相とEUの首席交渉官・バルニエ氏との間で行われ、初日は交渉を英語とフランス語で行うことや回数は月に一度とするなど、交渉の進め方を双方で確認するにとどまりました。今後の交渉では、イギリスとEUに暮らす双方の市民の権利保障やイギリスが未払いのままの巨額の分担金などが大きな課題になります。また、イギリスで唯一、EU側と接している北アイルランドの国境管理についても話し合われます。交渉後の会見では、双方ともに「友好的で建設的だった」と強調しましたが、イギリスの総選挙で事実上の敗北を喫したメイ首相は、EUの完全離脱路線(ハードブレグジット)を修正せざるを得ない状況で、今後の交渉が難航するのは必至とみられています。