北朝鮮の狙いは?米国へ明確なメッセージ発信か

04/15 17:34 更新

 北朝鮮で故金日成主席の誕生105年を祝う式典が行われています。軍事パレードで弾道ミサイルなどの兵器を初公開した北朝鮮の狙いは何なのでしょうか。平壌から報告です。  (山本志門記者報告)  今回の式典で、複数の最新兵器が公開されるなどアメリカへの対抗心をむき出しにした軍事的なパレードとなりました。まずは、「北極星(プッククソン)」という潜水艦発射型の弾道ミサイルが登場したほか、射程をさらに延ばした新型の大陸間弾道ミサイルなど複数を初めて公開しました。さらに、敵地に深く潜入して特命の任務を遂行する金正恩委員長肝煎り(きもいり)の特殊作戦部隊も初公開しました。この狙いについて、ある北朝鮮関係者は「様々な兵器を公開したというよりも、厳選した形だ」と語ったように、アメリカに対し、より明確なメッセージを送ったものとみられます。まさに断固として戦う姿勢を強調したわけで、今回の式典を機に米朝関係のさらなる悪化は避けられません。特に、北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射実験などを行えば、アメリカが考えるレッドラインを踏み越えてしまう可能性が出てくるわけです。そういう意味では、今回、北朝鮮が最新兵器をパレードで公開したという行動は、そのレッドラインを踏み越えない範囲で、現時点でできるギリギリの示威行動だった可能性もあります。しかし、米朝双方が一歩も譲らない姿勢を示すなかで、軍事的な緊張がエスカレートしていく流れは、今のところ避けられそうにもありません。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2017