野良犬増えすぎで“食用輸出”…に犬食の国も猛反発

12/05 18:05 更新

 その数なんと2200万匹以上。野良犬問題に頭を悩ませるエジプト政府が思い付いたのが食用として海外に輸出する案だ。ところが、この政策に思わぬ国が反発の声を上げている。  世界は広い。そう感じずにはいられない驚きの事態が中東・エジプトで起きている。エジプト国内に2200万匹以上いるといわれる野良犬と野良猫。これまで政府は衛生面や狂犬病の心配などから殺処分してきたのだが…。頭を悩ますのが殺処分の費用の問題。そうだ、捕まえた野良犬を食用として輸出してしまおう。殺処分の費用を削減できるうえに外貨も稼げる。これは一石二鳥だ。早速、エジプト政府民間業者に犬猫の輸出を許可したのだった。しかし、これが国を揺るがす大問題に。市民から猛反対の声が上がったのだ。動物愛護団体からは批判の声が上がり、現地メディアの世論調査では82%もの人が反対とした。また、エジプトの英雄・サッカーのモハメド・サラー選手もSNS上で政府を批判するなど大騒動になった。と、ここで大きな疑問が。一体、どこに輸出するのか…。エジプト当局は我々の取材に対して輸出先を明かさなかったが、犬を食べる文化がある東南アジアや中国、韓国などの可能性はあるという。だが、韓国では近年、若者を中心に犬を食べる人は激減している。また、犬を食べる人たちもさすがに野良犬は食べないと話す。エジプトの韓国大使館は、エジプトの国会議員の野良犬は韓国が輸入するだろうという発言に我々への中傷だと反発。事態は国際問題にまで発展したのだった。ということで、エジプト政府のなかではこの話はなかったことにという動きも。食用としての輸出を大々的に訴えていた国会議員も「そんなこと言っていない」などと手のひらを返したのだった。しかし、第1便としてまもなく4100匹の犬と猫が輸出される。