対中関税引き上げ トランプ大統領“強気の理由”

05/10 17:17 更新

 関税の掛け合いということになるとアメリカの経済活動、消費活動にも大きな影響が出てくるとみられますが、トランプ大統領はなぜここまで強気な姿勢を続けているのでしょうか。  (高羽佑輔記者報告)  トランプ大統領は経済へのダメージは覚悟していますが、今回、合意をアメリカに有利な形でまとめられれば、来年の大統領選挙に向けた大きなアピール材料となります。一部のメディアからはトランプ陣営が貿易政策についての世論調査を複数の州で行ったという話が出ていて、そのデータをもとに強気の姿勢を貫けるぞと判断した可能性もあります。アメリカは今回、「中国が合意をひっくり返した」と怒っています。当初から中国の姿勢を疑っていただけに、今後は中国の出方によっては協議はさらに難航します。ただ、トランプ大統領は交渉を早く終わらせたいという気持ちもあります。そのため、今後は残りの巨額の中国製品に対する関税をちらつかせる形で圧力を掛けていくとみられます。