川内原発の設置許可取り消し 福岡地裁認めず

06/17 12:47 更新

鹿児島県の川内原発が新規制基準を満たすとした原子力規制委員会の許可を、取り消すよう住民らが求めた裁判で、17日、福岡地裁は住民らの訴えを退けました。この裁判は、鹿児島県や福岡県の住民ら33人が国を相手取り、2016年に訴えを起こしたものです。住民らは、新規制基準を満たしたとして2015年に再稼働した川内原発について、「規制委員会が策定した火山ガイドは、最新の科学的、専門技術的知見を踏まえていない」と主張して、規制委員会が出した許可の取り消しを求めていました。17日の判決で福岡地裁の倉澤守春裁判長は、「極めて低頻度の自然災害は、その危険性が相応の根拠をもって示されない限り、自然災害として想定されなくても、不合理ではない」として、住民らの訴えを退けました。新規制基準に基づく国の原発設置許可について争った集団訴訟で、司法判断が下されたのは、今回が初めてです。