大義はどこに? “解散風”に永田町は臨戦態勢

09/19 16:51 更新

 にわかに吹き始めた解散風に連休明けの19日、永田町は慌ただしさを増している。与野党がそれぞれ動き出す一方で、選挙を担う「業者」に早くも仕事の依頼が急増し、大忙しだ。  この連休中いきなり吹き始めた解散風。  二階幹事長:「総理から次のようなお話がありました。今、早期解散が検討されている。時期については国連総会から帰ってからご相談することになるが、よろしくお願いしたいと」  永田町は俄然、慌ただしさを増してきた。ささやかれる選挙日程は何しろ来月下旬なのだ。安倍総理が自画自賛する仕事人内閣は先月、船出したばかり。ここで選挙となると大きな実績もないまま仕切り直しとなる。  梶山地方創生担当大臣:「(Q.解散となれば結果を出す前に解散となるが?)結果を出すか出さないかという点については、まだ結果が出ていないということだと思うが、当面の目の前にある仕事をしっかりこなしていくこと」  ただ、この点については自民党内から批判の声も。  自民党ベテラン議員:「内閣改造してなにも成果がないまま選挙では国民に信用されない」  山本一太元沖縄・北方担当大臣(ブログから):「総理自身が仕事師内閣と命名した改造内閣で実績を積み上げ、そのうえで国民の審判を仰ぐのが筋だと思う。できることなら、今からでも年内解散は思いとどまってもらいたい」  そして、突然の解散ということで批判が出ているのは、これだ。  民進党・松野国対委員長:「まさに大義なき解散ですよ。冒頭解散なるものが行われることは、これはもう断じて許すことができない」  国民へ何を問うために衆議院を解散するのか。その理由、大義がないと野党は批判を強めているのだ。そこでにわかに浮上してきたのが消費税の増税。幼児教育を無償にするための財源に増税分を充てるとし、これをきたる総選挙の争点にすることが検討されている。しかし、これに民進党は猛反発。  民進党・山井国対委員長代行:「笑止千万、解散の大義は後付け以外の何ものでもありません。解散は決めるわ、その選挙の公約も自分が勝手に決めるわ、自民党内の党内民主主義もないんじゃないですか。あまりにも軽すぎる。無責任すぎると思います」  東京都・小池百合子知事:「(Q.10%消費税解散と言っているが?)なんかとって付けた感じがしますね。ただ、この北朝鮮情勢で向こうにむしろ妙なシグナルを送ってしまうのは私は国家の危機管理という点でかえって危ないなって思います」  その小池都知事が後押しする新党。民進党を離党した細野元環境大臣は18日、今月中には立ち上げることを表明した。  細野元環境大臣:「何よりも候補者がそろわないと、党としての選挙の戦いにならないので、候補者の選定もしなければならないということで、突貫作業で今やっています」  とにもかくにも選挙は間近。立候補を予定する人たちも動き始めている。選挙カーの準備作業が行われているレンタル会社では現在、問い合わせが殺到している。こちらの業者では約30台の選挙カーをそろえているが、そのほとんどですでに貸し出しが決まっているという。ちなみに、一番人気は9台あるガラス張り選挙カー。列島はもうすっかり選挙モードだ。