イラク日報問題で減給処分 組織的隠ぺいは否定

05/23 11:50 更新

 防衛省は自衛隊をイラクに派遣した際の日報問題について調査結果を公表し、当時の担当者を減給処分にしました。ただ、組織的な隠蔽は否定しています。防衛省から報告です。  (政治部・中丸徹記者報告)  小野寺防衛大臣は担当者の認識不足で大臣の指示に答えられなかったとして、組織的隠蔽にはあたらないという見方を示しました。  小野寺防衛大臣:「防衛省、自衛隊が組織として防衛大臣の指示に適切に応えられず、シビリアンコントロールにも関わりかねない重大な問題をはらんでいたことがあったと認識」  防衛省の調査によりますと、去年3月に陸上自衛隊研究本部でイラク派遣の日報が見つかり、発見した教訓課長は上司に報告しました。しかし、当時は南スーダン派遣の日報を探す作業中だったうえ、稲田大臣がイラク日報を探すよう指示をしたことも2人は認識していなかったことで、報告はそこで止まっていたということです。組織的に隠蔽を図った形跡は見当たらなかったとしています。防衛省は「イラクの日報はない」と返答していた担当者を減給処分にするなど、17人の処分を決めました。今後は、大臣の指示は文書にして組織の末端まで徹底することなどで再発防止を図りたいとしています。