【報ステ】文科省“怪文書”の存在認める1

06/15 23:30 更新

 加計学園の獣医学部新設をめぐり、菅官房長官が“怪文書”としていた文書の再調査を行った文部科学省が15日に結果を公表し、その存在を認めた。今回、調査対象になった19の文書やメールのうち、『総理のご意向』などと書かれたメモなど14の存在を認めた一方、上司への説明用メモ2つは確認できなかったという。また、文科省が加計学園に対して抱いていた懸念事項など3つのものに関しては、法人の利益に関わるものとして「存否は明らかにできない」とした。松野文科大臣は『官邸の最高レベル』といった記述に対する真贋(しんがん)について「内閣府の真意はともかく、発言はあった」という認識を示したが、「行政において圧力が加えられ、適正でないことが行われたとは考えていない」と話した。菅官房長官は、調査が長引いたことについて「政府として真摯に受け止める」としたが「第一義的には文科省の問題だ」と説明。怪文書だという認識は撤回せず、「怪文書という言葉だけが独り歩きしたことは極めて残念だ」と述べた。今回の調査では、萩生田官房副長官から内閣府の藤原審議官に対し、獣医学部新設について『広域的に存在しない限り』という条件を加えるよう指示があったことを示唆する資料が新たに見つかった。萩生田副長官は加計学園系列の大学で名誉客員教授を務める人物で、加計学園と新設を競っていた京都産業大学はこの条件が盛り込まれたことで事実上の断念に追い込まれた。萩生田副長官はこの資料について「文科省が公表した内容は事実に反する。文面の修正を内閣府に指示したことはない」と反論している。こうしたなか、内閣府は15日になって、自らもメールや文書などを調査すると表明した。まっさらな状態から調査をやり直し、藤原審議官にも聞き取りを行うという。内閣府は16日朝にも結果を発表したいとしている。