“共謀罪”衆院通過へ 残りわずか、与野党の戦略は

05/23 11:49 更新

 「テロ等準備罪」、いわゆる“共謀罪”法案が23日午後の本会議で与党などの賛成多数で可決され、衆議院を通過する見通しです。  (政治部・水頭洋太記者報告)  午後1時に衆院本会議場で予定されていた本会議は、野党側の反発で大幅に遅れる見通しです。与党としては、あくまで来月18日の今の国会の会期末までに成立を目指す方針で、24日から参議院で審議入りしたい考えです。参議院の審議入りを巡っては現在、自民党と民進党との間で調整が続けられていますが見通しは立っていません。ただ、残り1カ月を切った国会日程は非常にタイトです。与党は、テロ等準備罪に加えて、性犯罪の罰則を強化する刑法改正案の成立を目指していて、延長を巡って綱渡りの日程が続きます。  民進党・山井国対委員長:「重要なのは、審議すればするほど賛成論が増えているんじゃない。審議すればするほど反対論、慎重論が高まってきている」  一方、野党としては、来週以降に審議入りを遅らせて与党が延長せざるを得ない状況に追い込む戦略です。そのうえで、森友学園や加計学園の問題を追及して安倍政権にダメージを与えたい考えです。会期の延長を巡る与野党の攻防は大きなヤマ場を迎えています。