安倍政権一時「危険水域」も…“混迷”国会振り返る

07/20 17:18 更新

 公文書改ざん問題にモリカケ疑惑。財務省のセクハラ問題と半年間にわたって混乱を極めた国会が閉幕を迎える。  東京が4年ぶりの大雪に見舞われたなかで始まった今国会。のっけから象徴のデータ管理にまつわる不祥事が相次いだ。今国会で最重要法案と位置付けた働き方改革関連法案を巡り、安倍総理大臣は厚生労働省のデータをもとに法案の必要性を力説したが、その後、データが誤りだったことが判明。3月には森友問題を巡り、財務省が決裁文書を改ざんしていたことが明らかとなり、当時の佐川国税庁長官が辞任。その後、証人喚問として国会に呼ばれるも重要な質問に対しては口を閉ざした。財務省を巡っては、その後、事務次官によるセクハラ問題が発覚し、辞任騒動にまで発展する。こうしたなかで行われた世論調査では、内閣支持率が3割を下回るなど安倍政権が危険水域に突入。このタイミングを逃す手はない野党といえば、すったもんだが続いていた民進党とそこから生まれた希望の党が合流。新党を結成するが存在感を示しきれていない。内政がごたごたの状態で朝鮮半島情勢が大きく動く。11年ぶりに南北首脳会談が行われ、初の米朝首脳会談への道筋が開かれると、安倍総理はすかさず日米間の強固さをアピール。世論調査では徐々に支持率が回復し始め、会期末に向けて重要法案が次々と成立していった。