なぜ“再調査”決断? 「総理の意向」今後の焦点

06/09 17:02 更新

 加計学園の獣医学部新設を巡る「総理のご意向」と書かれた文書などについて、文部科学省はこれまでの方針を一転、再調査する意向を明らかにしました。再調査へ方針転換したのはなぜだったのでしょうか。総理官邸前から報告です。  (政治部・吉野真太郎記者報告)  取材をしていても、官邸のなかも「再調査が必要だ」という人と「再調査不要」という両方の意見がありましたが、事態が動いたのは8日夜で、安倍総理大臣が最終的に再調査を決断しました。前の文部科学次官の前川氏に加えて、職員が実名で告発することもあり得るという状況のなかで、「再調査不要」ということで突っ張っても国民の理解が得られないという判断に至ったということです。また、自民党関係者によりますと、東京都議選にもマイナスの影響を与えているという分析もあり、政権の対応を見直すべきという声もありました。今後のポイントは、再調査の結果、文書が出てきたとして文科省に対応した内閣府・内閣官房の担当者が「総理の意向」という発言をしたのかどうか。さらに、本当に総理の意向があったかどうかがポイントとなります。国会の会期末まで残りわずかですが、「国民の声に応える」という意味では、安倍総理が国会で説明する場面も必要になるということかもしれません。