知ってました?「夏越ごはん」 昔は厄払い 今は…

06/21 17:24 更新

 夏を越すごはんと書いて「夏越ごはん」という言葉をご存じだろうか。古くはその年、前半の厄払いのためのものだったが、今は新たな形で紹介されている。  大みそかに食べるのは年越しそばだが、その半分、6月30日に食べるものが存在する。夏越ごはんだ。タマネギの輪っかにちくわを通しカラッと揚げる。この丸いかき揚げが乗った丼が夏越ごはんだ。毎年6月30日に神社では茅の輪を使った「夏越の祓(はらえ)」という神事が行われる。鳥居に付けられた茅の輪を神職や参拝者は八の字にくぐる。神社でも夏越の祓に合わせ、夏越ごはんの提供も始めた。始まったのは4年前。米の消費が減る夏こそごはんへの関心を高めてもらおうというもので、外食店やスーパーでの取り扱いは倍増したという。夏越ごはんには定義がある。茅の輪をイメージした丸いかき揚げ。旬の緑の野菜と邪気をはらうとされる赤の食材など。夏越ごはんには絵馬が付いていて、夏越の願い事を書くことができる。ささやかな願いを投函(とうかん)すれば、店が代わりに神社でおたき上げ。果たして、土用の丑(うし)の日や恵方巻きのように定着するのだろうか。