拒否患者に不妊手術強要 資料から実態明らかに

04/25 11:52 更新

 旧優生保護法に関して、全国で手術件数が最も多い北海道にANNが開示請求した資料から、不妊手術を拒否する患者に対して執拗(しつよう)に手術を迫る様子が明らかになりました。  開示されたのは、強制不妊手術を行うべきかどうか判断する医師や専門家らで構成された審査会の資料です。1960年代の資料では、再三の説得に応じず、手術の取消申請書を提出してきた患者とその保護者について、審査会が「法に対する理解が乏しいため」だとして、さらに説得して手術をさせるよう道に指示しています。また、当初、手術を希望していなかった保護者が「医師や民生委員らと話し合って、現在は全く疑問を抱いておりません」と話す報告書もあり、説得によって手術に同意させられた実態がうかがえます。また、道が開示した1950年の資料では、「中国人は優生保護法による適用を受けるか」との道の問い合わせに対し、旧厚生省の担当課長が「外国人に適用しても差し支えない」と回答した文書の存在も明らかになっています。